車検業者というと
- 指定工場
- 認証工場
とに分かれるわけですが、認証工場とは車検場に車を持ち込んで運輸支局のルールに従って車検を行います。
しかしもう1つの指定工場というのは民間車検場といって自社の車検ラインを通すことで車検に通すことができます。
この指定工場では大きく作業の工程や流れというのは
- 受入れ検査(入庫検査)
- 中間検査
- 完成検査
という3つに分かれています。
参照
「車検の合格基準にも影響する指定工場と認証工場との違いとは?」
3つの検査の流れと内容
まず指定工場では受入れ検査(入庫検査)を行います。
これは文字通りに車検受入れの事務のような検査で、
- 見積もり書の作成のための検査
- 以降の点検整備の整備士等への指示書作成
という作業も兼ねたものとなっています。
見積もりではできるだけ正確に車の状態を摑み、その情報を元に計算をしなければいけません。
そのための情報収集というような意味合いの検査です。
ドライバーによってはこの段階でたとえば改造車などだとさまざまな要望もあるわけですが、それも聞いた上で車検にどうして通していくかもコンサルしていきます。
中間検査というのは入庫検査のときに作成した指示書通りに
- 整備士
- 提携先の業者
などが整備点検をしているかを整備主任などが確認する検査です。
ここが緩いとどうしても追加費用が出てくる確率も高くなって、ドライバーの不信感も買ってしまいます。
参照
そのため入庫検査の指示書と違う検査内容となっていればこの段階で主任のほうから修正が入ります。
また整備ミスをしていないかのチェックも主任のほうから入れるのもこの段階といえます。
最後に完成検査を行いますが、これは文字通りに最後の確認といえます。
- テスター
- 計測機械
などを使って車検の保安基準に適合しているかどうかのチェックです。
また中間検査で怪しいと考えていた箇所についても最後の検査をするのもこの完成検査の重要な意味です。
即日車検業者と3つの検査
冒頭で指定工場にはこの3つの検査があると記載しましたが、正確にいいますと
「指定工場で、かつ車を数日預かるような車検業者」
は3つの検査を厳重に行っていると考えて良いでしょう。
たとえばディーラーなどがこのパターンに該当します。
参照
一方で指定工場であってもたとえばフランチャイズ車検、スタンド、カー用品店系などでは即日車検を売りにしているところもあります。
このような場合、今回の3つの検査は一応行うのですが、時間も1時間などかなりタイトです。
ですので目視を中心にした検査整備となり、ディーラーと比較すれば厳重な検査や車検とはいえないと思います。
参照
「フランチャイズ車検のメリットは明瞭料金と整備能力の高さ?」
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