車検ではタイヤサイズ自体の検査というのはないともいえますが、一定程度以上のタイヤサイズの変更を行うことで通らなくなってくる検査項目はあります。
一般のドライバーにとって明確な基準がわかりにくいタイヤサイズの変更ですが、なるべくわかりやすく解説していきたいと思います。
タイヤサイズ変更によって通らなくなる車検項目とは?
考えられることとしては
- スピードメーター検査で通らなくなる
- タイヤのはみ出しにより通らなくなる
- タイヤとフェンダーとの接触により通らなくなる
という3つがあるといえます。
スピードメーター検査が一番わかりにくいかもしれませんが、たとえばタイヤサイズを変更することでタイヤの周囲の長さが変わってきます。
スピードメーター検査ではメーターでの時速40キロ時点でどの程度の誤差があるかを検査します。
タイヤサイズを変更すればこのメーターと実際のスピードとに乖離が出てきますが、それが許容範囲を超えれば当然この検査で落ちてしまうということが出てきます。
参照
またタイヤについてはフェンダーとの関係も大きいです。
一言でいえばフェンダーから外に出ていないこと、そしてフェンダーにタイヤが触れていないことという条件を満たす必要があります。
フェンダーを爪折りしたり、モールで対応したりといった対応方法がありますが、費用もかかるのであまりお勧めはできません。
参照
車検とタイヤサイズ外径変更の許容範囲
上記のように許容範囲としては
- フェンダーから外に出ないこと
- フェンダーに触れないこと
という2つの許容範囲の条件があります。
ただしタイヤのはみ出しについては爪折りで一定程度は問題ありませんし、また構造変更することでさらに許容範囲が広がります。
詳しくは上記の別ページを参考にしてほしいと思います。
最後に許容範囲としてスピードメーター検査がありますが、
「スピードメーターで時速40キロになった時点で、実際の速度が時速31~42.5キロまでに収まっているかどうか?(平成19年以降の車両について)」
という条件があります。
タイヤの摩耗などもあって完全なものではないですが、
31キロ ÷ 40キロ = 77.5%
42.5キロ ÷ 40キロ = 106.25%
と計算ではなります。
つまりタイヤの外径が元のタイヤと比較して
「77.5%以上10.25%以下に収まっているタイヤ」
までの外径サイズ変更が限界といって良いわけです。
車検でのタイヤサイズ誤差はどこまで許容範囲か?
平成19年以降の車両について実際の外径の誤差としては
「20ミリ以下程度」
に抑えるのが理想です。
25ミリ程度でも通ることも多いのですが、確実ということであればこの20ミリという基準は守ったほうが良いと思います。
前後でタイヤサイズが違えば車検には通らないのか?
最近では新車で販売されている時点から前後のタイヤサイズが違うという仕様のものもあります。
そのため前後のタイヤサイズが違うということだけで車検に通らないということはありません。
車検でタイヤサイズの幅を変更しても通るのか?
タイヤサイズといっても幅の変更もあるかと思います。
幅を変更したことでよく検査で指摘されやすいのは
「フェンダーからタイヤが外に出てしまう」
ということです。
タイヤの幅が狭くなるような場合には問題ないとして、広くする場合にはフェンダーから出ていないかを確認しましょう。
参照
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