車検業者を通じて車検を通し、しばらくすればこの
「12ヶ月点検」
の案内が業者から届くこともあります。
別名「1年点検」とも言われることがありますが、車検との関係やどう違うのかについて説明をしたいと思います。
12ヶ月点検と車検の違い
車検は2年ごとですが、車検とともに24ヶ月点検も同時に業者に車検を出せば行ってもらえます。
ドライバーとして関心のあることとして
「12ヶ月点検と24ヶ月点検とで点検項目が違うのか？」
ということがあると思います。
結論としては
- 12ヶ月点検は26項目
- 24ヶ月点検は56項目、車検では20項目
というようになっていて、2年ごとの車検では70超の項目について一気に点検整備と検査を行うことになります。
12ヶ月点検というのは26項目とやや少ないのですが、これは
「24ヶ月点検の一部を行うのが12ヶ月点検」
というところに理由があります。
つまり24ヶ月点検を車検業者を通じて行っていれば、12ヶ月点検を最悪しないとしても少なくても2年ごとにその項目は点検できていることになります。
参照
12ヶ月点検は受けないといけないのか？
まず法律的な話をしますと12ヶ月点検は受けないといけないとされています。
そのため車検業者も案内をしてくるのですが、実際のところ
- 車検業者を通じて車検を通したドライバー
- ユーザー車検といって自分で車検を通したドライバー
とも車検は行ってもこの12ヶ月点検をするという割合はそう多くはありません。
費用もまた別にかかりますし、面倒でもあるのでスルーしてしまうことが多いのかもしれません。
厳密にいえば法律的にいえば違法ですが、12ヶ月点検については
「自分でやっています」
というような言い逃れも効くわけで、やらないというドライバーも多いのかもしれません。
万一整備不良で事故などが起これば、そのドライバーの法的責任が追及されることになります。
12ヶ月点検には行っていないからとして罰則などはないわけですが、その代わりに自己責任で法的責任が多くなってくることもあることは頭に入れておきましょう。
参照
「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」
12ヶ月点検をしないと故障しやすい？
12ヶ月点検とともに24ヶ月点検というものもあります。
24ヶ月点検は2年ごとということでちょうど車検の時期と重なります。
- ディーラー
- 車検専門フランチャイズ
- 整備業者
などを通じて車検を行えば、その費用に24ヶ月点検の費用も含まれていて、車検から帰ってきた車には24ヶ月点検も行われているということがいえます。
参照
「フランチャイズ車検のメリットは明瞭料金と整備能力の高さ？」
- 車検 公道を走る資格を得るために必要なもの
- 点検 安全に故障予防して走るために必要なもの
と役割は違うのですが、24ヶ月点検をしておくとまずは次の車検までは安全といって良いでしょう。
今回の12ヶ月点検は車検と車検のちょうど中間に到来するのですが、上記のような業者に車検を出しておけばまず24ヶ月点検はクリアしていて12ヶ月点検をしなくても故障はしないことが多いです。
最近の国産車は特に優秀で故障しにくいといって良いでしょう。
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