車検業者もときにはミスをしますが、
「前回の車検証においての走行距離の記載をミスする」
ということがあります。
また最近はユーザー車検といって自分で車検をしてしまうこともありますが、このような車検での走行距離の記載間違いがあったときにどのように対応すれば良いのかについて説明をします。
車検での走行距離の間違いはよくあるのか?
一般の業種ではありえないようなミスかもしれませんが、実際には
「車検証の走行距離の記載間違いは結構ある」
と思って良いでしょう。
私も何度か聞いたこともありますし、それだけ大手を除けばまだまだ業界的に質やレベルが低いといって良いのかもしれません。
正直いってミスとしてはレベルの低いものですから、さらにその訂正を求めていったときの対応も見ながら次回は別の車検業者にしたほうが良いと思います。
車検の走行距離をミスしたままでの問題
一番のデメリットとしては走行距離不明車となってしまうことです。
- 次回の車検に通らない
- 売却するときに価格が大幅に下がる
ということがデメリットです。
特に車検では走行距離に矛盾を生じていると以下のページでも説明していますが、通らないとまず考えて良いでしょう。
矛盾を生じるような走行距離の間違いやミスがあれば訂正せざるを得ないとなることになります。
参照
まずは車検業者に訂正を求める
もし車検業者にミスをされていたという場合には筋としてはその業者に話をしていくのが正しいといえます。
ただし車検業者としては
- 間違いを訂正する手間がかかる(訂正手続きについては後述します)
- かといって工賃は一切入らない
ということで正直いって良い顔をしないというところもあるようです。
もちろんディーラーや大手のフランチャイズ車検業者であればこのようなことはまずないわけですが、あまり良くない業者であればいい加減な説明をしてくることもあります。
たとえば
- 再び車検をしないと訂正はできない
- 訂正自体ができない
などというような説明です。
基本的にはどちらも嘘ですから信用してはいけません。
車検での走行距離の訂正手続きについて
この訂正手続きは陸運局に対して行います。
基本的には前回の車検を通した陸運局へ行いましょう。
車検証ではなく、たとえば点検記録簿など別の書類で前回車検時点の走行距離が正確に記載された書類を用意します。
それをもって陸運局に行くと訂正は可能です。
もちろん自分で手続きをしてもその車検業者にしてもらってもどちらでも構いません。
点検記録簿のサンプルは以下のページに掲載しています。
参照
信用できる車検業者に車検は出そう
最近はいろいろな格安業者が車検に参入しています。
また昔ながらの大手ではない町工場レベルのところもあります。
安かったり、また組織としてしっかりとしていないという場合にはそれなりのデメリットもあります。
- 整備能力
- サービスの質
- 費用
とのバランスを考えて車検は出さないと今回のように後悔をすることも出てきます。
- ディーラー
- フランチャイズ車検
というところが基本的にはこのバランスを考えれば良いわけですが、ディーラーはやや高いといえます。
車検ではいくつか節約方法があり、以下のページでまとめています。
車検では整備も手続きもミスをされれば今回のように回復するのが面倒です。
次回はちゃんとした車検業者に出すようにしていきましょう。
参照
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