車検でのスモークテールの透過率の合格基準とは?

 

車検業者に車を出して、スモークテールは通らないと言われることもあります。

車種によっては正規部品がスモークテールのようになっているものもあるので、なぜ通らないのだろうと思うことも多いのですが、スモークテールについては車検では保安基準を一応基準にして通る通らないを判断します。

また車検業者によっては独自の判断をして通らないというように伝えてくることもあります。

 

車検でのスモークテールの保安基準

 

スモークテールについては保安基準第37条(尾灯)に定めがあります。

それによれば

 

  • 色は赤色
  • 夜間後方300メートルから確認できること

 

という規定になっています。

いずれもスモークテールと関係する規定ですが、厳しく判断すればスモークテールでは通らないという判断にもなってくることがあります。

 

なぜスモークテールは車検では通らないとなるのか?

 

まず色が純粋な赤色ではなく、やや暗くなってくることが多いのですが、これによってダメといってくる車検業者もあります。

また300メートルから確認ということですが、これもテールランプが暗くなるので300メートルからは確認できないと厳しくいえば判断することもあります。

 

車検でのスモーク透過率の基準はあるのか?

 

上記のように保安基準では2つの条件はあります。

それをクリアするスモークテールであれば合格しなければいけませんし、また車検業者を通さずにユーザー車検では検査官によっては普通に通すこともあります。

 

参照

平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる

 

しかしスモークテールは透過率○%という明確な基準はなく、この点は2つの条件から推測するしかないとなります。

つまり色が赤色で、300メートル程度から確認できるかどうかということです。

 

スモークテールがダメと言いやすい車検業者とは?

 

車検業者には指定工場、認証工場とがあります。

このうち指定工場は自社ラインに通すことで車検を通すことができます。

では適当に通せば良いのかといえばそうではなく、グレーゾーンの車は通さずに自社ラインの指定を守ろうとするわけです。

怪しい車の車検を適当に通していれば、その車検業者が運輸支局からきつい罰則を受けるのでときに車検場よりも厳しい基準で通らないということを判断することも多いのです。

 

参照

車検の合格基準にも影響する指定工場と認証工場との違いとは?

 

指定工場は

 

  • ディーラー
  • 車検専門フランチャイズ
  • 整備工場

 

などがありますが、特にディーラーは厳しい判断をすることが多いです。

もしディーラーなど車検業者にスモークテールはダメと言われてしまえば、車検業者を変えるということも1つの手段といえます。

 

参照

車検を通す7つの業者を徹底比較

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