購入時に車検で費用が安くなるからと説明をされてエコカー減税対象者に決めたという人は多いかもしれません。
燃費も多少良いですし、車検でも費用が安くなるということで購入するドライバーが多いのですが、案外どの程度の費用が浮くのかは知らないことが多いと思います。
エコカー減税対象は初回の車検だけか?
以前はエコカー減税対象者を購入しても初回の3年後の車検で減税があっただけでした。
しかしその後法改正があり、毎回の車検で減税を受けることができるようになりました。
初回だけでしたら大したお得感はないですが、今は毎回なので多少マシにはなっています。
エコカー減税対象者のお得金額はどの程度か?
車検というのは
- 新車 3年ごと
- それ以外 2年ごと
という間隔でやってきます。
車検にかかる費用というのは
- 法定費用 重量税、自賠責保険、印紙代
- 車検費用 車検業者に支払う費用
とに分けることができます。
参照
エコカー減税というのは具体的にいえば重量税という車検費用が安くなるということを意味しています。
この重量税は車種、車両の重さによってランク分けされていますが、
- 軽自動車 6600円
- 小型車 16400円
- 中型車 24600円
- 大型車 32800円
平成27年時点ではこのようになっていますが、このうち25%から50%程度が免除されるということになっています。
つまり軽自動車では1500円から3000円程度、中型車では6000円から12000円程度が1回の車検費用で安くなるというような感じに考えておくと良いわけです。
この割合でどの%が適用されるのかは燃費基準を何%達成できている車かで違います。
一番免除が大きい車はハイブリッド車ですが、この場合重量税は無税となります。
また仮に50%免除となったとしても15000円程度の免除ですのでさほど大きな金額ではないといっても良いでしょう。
エコカー減税車を購入するべきか?
特にハイブリッド車は一般の車よりもかなり高いと思います。
この場合、上記のように3年に1度の車検では重量税の費用が最大で3万円程度は安くなるのですが、車の費用の高さをカバーするまではいきません。
またガソリン代が安いといっても一般の車の半分程度といわれますので、正直元は取れないとわかります。
この点、減税やガソリンなどの運営費での損得だけでいえばハイブリッド車もお得ではないということとなります。
地球環境にとっては良い車ではありますが、ドライバーにとっては難しいところかもしれません。
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