車の性能的にはバッテリーというのは本質的な部分になります。
ですので当然車検でも厳重な検査がバッテリーについて行われるだろうと思うことも多いわけですが、実はそうでもありません。
バッテリーの調子が良くないなど問題を抱えていて車検ではどうしようというように思っているドライバーも多いとは思いますが、以下の内容を読めば拍子抜けしてしまうかもしれません。
バッテリーについての保安基準
保安基準を見ていきますと第17条の2の電気装置という規定がバッテリーに該当します。
さらにその中の蓄電池という部分だけがバッテリーに該当するとなっています。
その内容を見れば非常に規定内容は緩いです。
- 振動、衝撃等により移動したり損傷しないようになっていること
- 蓄電池は木箱その他の絶縁物等によるおおわれていること
と実はこの2つしか規定がありません。
まとめればバッテリーは固定されていて、おおわれていればOKということになります。
極端にいえば故障していても車検には通るということです。
(故障していれば車検場にも持ち込めないかもしれませんが・・・)
バッテリーをむき出しにする改造が今後流行するかどうかはわかりませんが、そのような改造がない限りは車検に落ちることはないといっても良いのではないかと思います。
車検業者にバッテリー交換を勧められたら
ユーザー車検という場合はともかく、車検は面倒でややこしいので車検業者に出すということは多いかもしれません。
そのときに上記のように基本的に車検ではバッテリーの検査項目はないといっても良いくらいですが、バッテリーの劣化などを理由に交換を勧めてくる業者は多いかもしれません。
特に
- ディーラー
- スタンド、カー用品店
のような業者ではよく聞く話です。
バッテリー交換はディーラーだともっとも高く普通1万円以上はかかると見ていなけれればいけません。
スタンドやカー用品店ではそれよりも安くはありますが、5000~6000円前後というところが相場だと思います。
バッテリーの交換の目安としては
「4年ごと程度」
の間隔で交換すれば十分ですし、またドライバーによっては走行距離が少ない場合には廃車まで一度もバッテリー交換せずにいくという人もいます。
つまり毎回の車検においてその都度交換するまでの必要性は案外ないということです。
その他車検でよくある余計な部品交換や整備については以下のページでまとめています。
余計な作業で不当に高い車検費用を支払っていないかチェックしておいてください。
参照
バッテリーの寿命チェックをしよう
車検業者としてはバッテリー販売で売上を上げたいというところもあるので、信用できないというところもあるでしょう。
この場合、バッテリーチェックをしてから検討しても遅くありません。
イエローハットなどカー用品店に行きますと無料でバッテリー電圧のチェック機械を使用できます。
すぐに測定できますが、そのときの目安として
「12V」
以上かどうかで判断します。
12Vまで行かないという場合にはバッテリー交換をしても良い時期といえます。
ちなみにこのバッテリーチェッカーは通販サイトなどでも安く購入できます。
車を数台保有しているような場合には1家に1台あっても良いかもしれません。
毎回ディーラーでバッテリー交換をすることを思えば1~2回バッテリー交換を節約できればすぐに回収できる程度の費用となっています。
バッテリー交換を安くする方法
ディーラーをはじめとして業者にバッテリー交換をしてもらうとどうしても工賃が発生して高くなってきます。
一番安いのは
- ホームセンターなどでバッテリーを購入する
- 自分でそのバッテリーに交換してしまう
という方法があります。
何か車のバッテリー交換というと難しく聞こえてしまうのですが、慣れれば数分で簡単に交換できます。
最近はネットでも写真付きで解説しているサイトもあるのでやる気さえあれば誰でもできます。
バッテリーを購入すれば費用は3000円程度にまで下がりますので、ディーラーの3分の1程度で済むことになります。
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