ヘッドライトとフォグランプではケルビン数で車検に通らないということもあります。
ケルビン数では若干検査官の印象によっても通る通らないということもあって微妙なところもありますが、この点について詳しく解説をしたいと思います。
車検とケルビン数
ケルビン数というのはヘッドライトやフォグランプの明るさの1つの尺度となっています。
ケルビン数で車検の保安基準が決まっていると思っているドライバーも多いのですが、実はケルビン数(法律的にはcdという基準で規定されています)という客観的な基準ではなくライトの色で落ちたりするというのが実際のところです。
たとえば同じケルビン数でも、ライトの色が保安基準に沿っていないように見える色に見えるので車検に通るものと落ちてしまうものとに分かれることがあるということです。
そのためケルビン数で判断するのでなく、光の色から見て保安基準から見てどうなのかを検討しておかないといけないということです。
車検でのケルビン数とヘッドライト(前照灯)
ヘッドライトについては保安基準第32条において
「白色」
とされています。
平成17年以前に製作された車については淡黄色でも良いと保安基準ではされていますが、新しい車では白のみとされているということです。
ケルビン数が6000を超えてくるとやや青っぽく見えるヘッドライトも実際には販売されています。
この場合、検査官の視覚次第ではありますが、できるだけヘッドライトのケルビン数は6000以内のものにしておいたほうが良いと思います。
車検でのケルビン数とフォグランプ(前部霧灯)
このフォグランプについても保安基準第33条では
「白色または淡黄色でそのすべてが同一の色」
でないといけないとされています。
このフォグランプも白に近い色でないといけないということでケルビン数は6000までというのが無難です。
特に8000など程度となるとより青っぽく色が見えてしまうので車検には通らない確率が上がってきます。
参照
ヘッドライトをハロゲンからHIDに替えれば車検には通らない?
HIDは夜道を大変明るく照らすのでドライバーに徐々に採用されてきているといえます。
HIDでも車検に通らないということは多めといって良いのですが、その理由としては
- 色が白っぽく見えない
- 明るすぎる
- 光軸が合わない
ということなどがあります。
明るすぎるという点についてはやはり保安基準の第33条に
「他の交通を妨げないこと」
という規定があります。
HIDについてはこの規定に抵触していると判断されて落とされることもあるといえます。
HIDで確実に車検に通そうと思えばオートレベライザー装着をしておいたほうが良いと思います。
HIDは車検に通らないと思っているドライバーも多いですし、またディーラーでも車検には通らないと言うところも多いかもしれません。
しかし実は保安基準には上記の3つしかHIDを規制するものはなく、そこをクリアすれば通る可能性はあります。
あとは問題となることは検査官のHIDというグレー領域の判断になってくるでしょう。
HIDに対して偏見がある検査官であれば特に理由もなく落とす人もいるように思います。
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