車検に通すのにタイヤの空気圧調整が必要な車とは?

 

車検では大きくいえば6つの検査項目があります。

通常タイヤの空気圧はこれらの項目と関係しないようにも思いますが、ごくまれに調整をしたほうが良い車もあります。

 

車検とタイヤの空気圧

 

まず確認しておきますと

 

「車検ではタイヤの空気圧の検査はない

 

ということになっています。

 

  • 外観検査
  • サイドスリップ検査
  • ブレーキ、スピードメーター検査
  • ヘッドライト検査
  • 排出ガス検査
  • 下回り検査

 

と6つといって良い代表的な検査項目がありますが、バッチリとタイヤの空気圧検査を行うとはなっていません。

 

参照

平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる

 

ただしタイヤに関していいますと、溝で車検に落ちることはあります。

保安基準において「溝が1.6ミリ」ないと通らないとなっていますので、古くて走行距離を走ったタイヤに関しては摩耗の度合いは確認しておきたいところです。

完全に保安基準の1.6ミリと一致はしませんが、タイヤにあるスリップサインは1つのタイヤ交換のタイミングの判断基準といって良いと思います。

 

参照

車検のタイヤについての保安基準を解説

 

車検業者でタイヤ交換をするべきか?

 

車検業者に出せばタイヤの摩耗を指摘されることはありますが、その業者を通じて交換するべきかどうかは微妙な問題です。

基本的に車検業者を通じてタイヤ交換をすれば手数料等で割高になることがほとんどです。

ですので

 

  • カー用品店でタイヤを購入して交換してしまう
  • 車検業者と価格交渉をしてからタイヤ交換に応じる

 

という方法がベストです。

他にも車検業者の見積もりの段階で余計な検査や整備や部品交換をされることは多いのですが、タイヤも含めて以下のページで確認しておきましょう。

面倒ですが、車の部品について少しでも詳しくなっておくと車検費用はすぐに何割か安くなるものです。

 

参照

車検費用を簡単に安くする4つの方法

 

車検での空気圧調整と車高

 

上記のように基本的にタイヤの空気圧調整というのはしなくても通ることは通ります。

ただし安全上の理由からタイヤの空気圧は車検だからということではなく、定期的にしておくほうが良いと思います。

 

タイヤの空気圧が車検で問題となってくるのは、車高の保安基準にかかりそうな車のパターンが多いです。

保安基準では車高は9センチとなっていますが、改造車でアンダーカバーをつけている場合などは5センチという基準もあります。

あと少しでこの基準を満たすという場合、車検当日に向けて近い時期にタイヤの空気圧調整をして車高を上げることで車検を通すという方法も昔から存在しています。

詳しくは以下のページで説明をしていますが、空気圧に関しては改造車以外はそこまで気にしなくても問題はないと考えます。

 

参照

車検での車高の最低基準で含まれないものはどこか?

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