車検業者のホームページ、また店頭看板では整備保証付という表記があるところが多いと思います。
わかったようで案外わからないのがこの整備保証ですが、保証内容はどのようなものかについて説明をしておきたいと思います。
車検の整備保証
車検というのは安全に故障なく次の車検まで走行ができるというものではありません。
あくまでも公道を走る資格を得たということにすぎません。
故障予防という観点でいいますと24ヶ月点検という点検を法律的に行う義務がありますが、車検業者に出せばこの点検も同時に行ってもらっていることが多いです。
参照
もちろん車検での検査、点検と万全を期している車検業者がほとんどですが、中には整備の不具合で故障をするということもありえることです。
このような場合、整備不良で故障した箇所について再度無料で整備をしなおしてくれるというのがこの車検の整備保証という制度です。
整備保証期間には限度もある
基本的には次の車検まで2年という期間がありますが、このすべての期間を網羅した整備保証かどうかは業者によって違います。
- 整備後の経過した期間
- 走行距離
とで整備保証は切れるように規定されているのが普通です。
期間としては6ヶ月、1年といったところがよくある相場で、また走行距離としては5000キロや1万キロというような数字が相場となっています。
期間と走行距離はどちらかでも早く到達すれば整備保証は切れることになりあます。
つまり仕事や通勤などで毎日よく走行する車であれば2ヶ月で5000キロを走行したというような場合には、期間はまだ経過していませんが距離条件によってこの段階で整備保証は切れると考えなければいけません。
車検業者の整備保証の実際
このように見てくれば
- 整備保証は期間が長いところが安心
- 整備保証から車検業者を選べば良い
というような考えになるのですが、案外整備保証は信用できないこともあります。
というのもドライバーからすれば明らかに車検や点検の不備で故障となったときでも、車検業者にいっていくと自分の整備不良を認めないということも多いからです。
契約違反ではないかと思う方もいるかもしれませんが、整備保証書をよく読んでみてほしいと思います。
「整備不良があり、当社が認めたものについて再度整備を行う」
というような規定などがあることも多いです。
当社が認めたというのは、認めない場合には再度の整備はしないということであり、契約書では他にもいくつか抜け穴のような規定となっていることが多いです。
また車検業者からすれば6ヶ月など中途半端な整備保証期間を設定しているところもありますが、これにも理由があります。
通常この整備保証期間が経過してから故障することが多く、実際に整備不良があっても車検業者に整備保証を言ってくるドライバーは驚くほど少ないです。
つまりこのようにしてみれば車検業者の整備保証をどの程度目安にして選ぶべきかはわかってもらえるかと思います。
正直いってホームページなどで整備補償が長いから安心というような表記をしている車検業者は多いのですが、それに従って車検業者を選ぶのはどうかと思います。
車検業者の中で本当に整備保証をするところとは?
では整備保証はまったく目安にして選んではいけないのかということですが、そうでもありません。
たとえばディーラー車検は費用が高いと敬遠されがちですが、結構本気で整備保証をします。
知り合いで車検から次の車検の2年間にディーラーに整備保証を7回ほど言った人を知っていますが、すべてに対応してもらえたという人もいます。
この点整備保証でもっとも信用できるのはやはりディーラーだと考えて良いと思います。
あとは
- フランチャイズ車検
- スタンド
- カー用品店
とありますが、業態ではなく要はその会社や店舗の姿勢が重要です。
もちろんこのような業態で有名な大手企業もありますが、まったく営業としての姿勢が褒められたものではないところも1つ2つはあります。
(知恵袋などでも悪い口コミはかなり書かれていますが)
このような車検業者については整備保証の契約書とともに、その店舗の姿勢というのが大きく影響してくるといって良いでしょう。
参照
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