車検ではスペアタイヤがないと通らない?

 

車検では案外多くのドライバーがスペアタイヤがないと通らないと思っているのですが、そうではありません。

基本的にはスペアタイヤがなくても通ると覚えておくと良いでしょう。

 

車検での点検項目とスペアタイヤ

 

車検では

 

  • 外観検査
  • サイドスリップ検査
  • ブレーキ、スピードメーター検査
  • ヘッドライト検査
  • 排出ガス検査
  • 下回り検査

 

というような検査項目があります。

スペアタイヤといいますと外観検査でチェックされそうな気もしますが、以下のページにも記載をしていますがスペアタイヤのチェックはありません。

そのため

 

  • スペアタイヤがない
  • スペアタイヤの空気圧に不備がある

 

というような状態でも車検には問題なく通ることができます。

もちろん車検の検査項目は軽自動車も同じですので、軽自動車であってもスペアタイヤを積んでいなくても通るということになります。

 

参照

平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる

 

軽自動車も車検ではスペアタイヤは必要ない

 

ちなみに上記の内容は軽自動車でも同様です。

つまり

 

「軽自動車でもスペアタイヤがなくても車検では検査がないので当然に通る」

 

ということです。

 

スペアタイヤは金具で固定していないと通らない?

 

上記のように普通車や軽自動車にかかわらずスペアタイヤがなくても車検には関係ありません。

最初からスペアタイヤがある車種でもその後とったとしても問題にはなりません。

ただそれでもスペアタイヤを積んでいるという場合には設置方法で固定しないといけないということも心配するドライバーもいるようです。

この点については以下のページで説明をしています。

トランクなどに設置する分には良いのですが、車外に設置する場合、特に下回りに吊り下げて設置する場合にはまれに車検に通らないという場合があります。

 

参照

スペアタイヤはとめていないと車検に通らない?

 

車検業者はスペアタイヤの空気圧をチェックするのか?

 

最近ではユーザー車検代行業者といってただ運輸支局に車を持ち込み、車検をするというだけの業者もあります。

 

参照

ユーザー車検代行業者に車検を依頼してはいけない?

 

格安と言われる業者は車検とともに24ヶ月点検と言われる故障予防の観点からの車のチェックは行いません。

 

参照

24ヶ月点検と車検との違いとは?

 

車検に通すのは公道を走ることができるということに過ぎず、故障しない車になったということではありません。

故障については24ヶ月点検で不備を解消できたかが非常に重要といえます。

実際のところこの24ヶ月点検でもスペアタイヤの状態までは含まれないことが多いのですが、特にディーラー車検のようなしっかりとした業者はスペアタイヤの空気圧もチェックしてくれます。

(もちろん使用中のタイヤの空気圧もしてくれます)

ドライバーとしてはあまり知らないかもしれませんが、車検業者でもディーラーなどではスペアタイヤの空気圧も調整されているはずなので安心して良いと思います。

 

参照

車検を通す7つの業者を徹底比較

 

車検業者にスペアタイヤは必要と言われたら

 

まれにですが、車検業者によっては

 

「スペアタイヤは車検の検査項目なので買い替えが必要です」

 

というようなことを言ってくるところもあるようです。

しかし基本的にはこの言葉に信ぴょう性はありませんし、その車検業者自体の信用性に疑問がつきます。

私ならこのような車検業者は断ってちゃんとした業者に変更すると思います。

おそらくスペアタイヤの購入をさせて売上をアップさせたいというような意図があるのではないかと思います。

 

修理キットは必要?

 

車検業者によってはスペアタイヤがなければ修理キットがないとやはり車検に通らないといってくる場合もあるようです。

結論からすれば両方ともなくても車検には通りますのですが、以下のページに説明していますように車検ではなく24ヶ月点検の観点から修理キットが必要といっている可能性もあります。

ただ通常の車検業者ではスペアタイヤあるいは修理キットとも点検項目に入れていないという場合も多く、自分で修理キットを使えないという場合には車内においておいても特に意味はないかもしれません。

もちろん両方ともなくても走行中に警察につかまったりといったこともありません。

 

参照

パンク修理キットがないと車検には通らないのか?

 

車検業者にスペアタイヤの交換を勧められればその理由を確認

 

上記のように

 

「スペアタイヤは車検の検査項目」

 

というように理由を言ってくるところは論外です。

そのためスペアタイヤの交換を車検業者から勧められたときには

 

「スペアタイヤの交換を進める理由をまず確認する」

 

ということが重要といえます。

このときに車検の検査項目ですからというような理由だとブラックの可能性があり、その他の理由(たとえばパンク時に備えてなど)であればグレーかホワイトの可能性が高いということになります。

 

スペアタイヤを積んでいない走行は違法?

 

車検については上記のようにまったく影響ないスペアタイヤですが、通常の走行時はどうでしょうか?

たとえば何かの検問を受けて、そのときにスペアタイヤが積まれていないというときに

 

  • 反則金
  • 違反点数

 

などが課されるというならやはり対応しておきたいところです。

しかし走行時にも特にスペアタイヤを積むという義務はないようです。

実際にスペアタイヤを積んでいない車のほうが多いと思いますが、車の軽量化によって燃費を良くするという観点では正解かもしれません。

しかしときどき急にパンクということもあるんですね。

私も一度山を走っていてパンクしたことがあり閉口しましたが、そのときには臨時的にタイヤのパンク修理剤を積んでいました。

それで麓まで下りてこれましたが、スペアタイヤも修理剤もなければ山で何時間か待たないといけないのでそのようなときには苦労すると思います。

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