車検では自賠責保険の更新、そして重量税の支払いとを同時に行うことになります。
これらは法定費用といわれ約6万前後かかる大きな費用となりますが、案外イレギュラーなことが起こるとどうして良いのかわからないものです。
このページでは車検において自賠責保険で迷いやすい点を中心にまとめたいと思います。
車検を受けようと思ったときに自賠責保険証がないことに気づいた
これはしばしば起こることです。
私の場合、車のダッシュボードに設置をしていて同乗者に捨てられない限りは紛失しないようにしています。
しかし車検は2年ごとなので何気なく見ると紛失していたということもあります。
この場合、結論からいいますと
「車検時期が1ヶ月以内など直近の場合には自賠責保険証がなくても車検は受けることができる」
といえます。
車検業者を通じて出す場合には、紛失した旨を伝えて25ヶ月の自賠責保険に加入させてもらうようにすれば良いです。
参照
「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」
中古車で自賠責保険証を紛失した
自分で車を購入して、自賠責保険に加入した保険会社を把握していれば後述する再発行も簡単です。
しかしたとえば中古車などの場合、これらがまったくわからないままということは多いです。
車検が近いというときに自賠責保険証を紛失していれば
- 以前の所有者にも連絡できない
- 自賠責保険の保険会社もわからない
ということでどうにもならないこともあります。
この場合も車検までそう遠くはないというタイミングであれば
「24ヶ月ではなく25ヶ月の自賠責に加入する」
という方法でかまいません。
紛失してはいますが、通常以前の所有者は自賠責保険をかけていると思います。
そのため25ヶ月にして少し長く加入すれば自賠責が切れて公道を走るということは起こらないはずです。
車検まで1ヶ月以上あれば
- 車検期間まで別に自賠責保険に加入する
- 保険会社すべてにあたり加入している会社を特定する
ということが必要となります。
保険会社もそう多くはないので、すべて当たるとしても数時間もあれば可能なはずです。
車のナンバーを伝えて該当する車両が自賠責保険に加入していないかを照会していきましょう。
自賠責保険証を再発行する手続き方法
車検が近いという段階で自賠責保険証を紛失していたという場合にはまだ良いとしても、車検を通したばかりなどの時期で紛失となれば再発行をしてもらう必要があると思います。
この方法は思っているよりも簡単で
- まずは自賠責保険を加入した保険会社に連絡をする
- 必要な手続きを行う
という2つのステップを行えばOKです。
この手続きで必要なものとしては
- 自動車損害賠償責任保険証明書再交付申請書
- 印鑑
- 運転免許証のコピーなど身分を証明できるもの
とが必要です。
再交付申請書は保険会社に連絡をすれば郵送してもらえるので、それに必要事項を記載して返送すれば問題ありません。
自賠責保険の名義が車の所有者と違う
中古車を購入した場合、また家族や知人から車を譲ってもらったような場合には
「自賠責保険と車の所有者との名義が違う」
ということがよく起こります。
この場合も結論からいいますとそのまま自賠責保険の名義変更をしなくても車検には出せますし、また通ることも可能です。
車検を受ける場合には旧の車検証と新しい名義になった車検証をもっていき、車検を受ければ問題ありません。
新しい自賠責は今回保険料を支払ったドライバーの名義となるのですが、中古車売買はよく行われていてよくあることです。
特におかしいとかということではありません。
参照
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