ATFなどと似た名称でCVTフルードというものもありますが、今まで交換した記憶もないような状態で車検時に交換を勧められる場合もあります。
CVTフルードは下手に交換すればデメリットもあるので慎重にしなければいけない部分もありますが、交換時期などについて説明をしたいと思います。
CVTフルードとは?
まずCVTについてですが、正確には「コンティニュアスリー・バリアブル・トランスミッション」といいます。
AT車では変速機はないので自動での切替となります。
CVTとは簡単にいえばAT車特有のこの自動変速機を動かすという機械で、CVTフルードというのは
- CVT内部の機械を作動させる
- 焼き付けを予防する
- タイヤに出力を伝達する
というような役割があります。
こうして見れば非常に重要なオイルであることはわかりますが、かといって2年ごと交換が必要とすぐに結論付けるようなものでもありません。
CVTフルードの交換時期とは?
某車検業者では2年ごとの車検で毎回CVTフルードの交換をするべきと勧めてくる場合も多いようです。
ただこのCVTオイルは交換ありきで設定されているものではありません。
発売年が最近の車だと基本無交換という仕様になっています。
メーカー推奨のCVTオイルの交換時期といえば
- 5年
- 10万キロ
などというような交換タイミングを想定している場合が多いようです。
CVTフルードの交換をこれよりも早く勧められればディーラーに交換時期について相談するほうが良いでしょう。
CVTフルードの交換時期を考える要素
CVTオイルの交換時期については以下のような体感上の要素も参考にしていきます。
- 加速が悪くなった
- 燃費が悪くなった
- シフトをニュートラルからドライブに入れると振動を感じる
というようなことです。
これらはCVTフルードの劣化も疑うことができます。
どれかの特徴に思い当たる節がなければCVTフルードの交換時期ではないことが多いです。
ディーラーとメーカーのCVTフルードの推奨交換時期が違う
上記でディーラーにCVTフルードの交換時期は相談するべきと記載しましたが、
- ディーラー 5年ごと
- メーカー 交換の必要性はない
などと車種によってはまったく違う交換時期を伝えられる場合もあります。
この場合どちらを優先するべきかについては正直メーカーだといえます。
というのもメーカーはディーラーとは違って多数のテストをしているはずで、そのデーターから話をしているわけです。
ディーラーはディーラーで直接顧客からクレームを言われる立場にありますから、交換時期を多少短めに伝えている場合もあると思います。
CVTフルードの交換時期まとめ
CVTフルードというのは怪しげな理由で交換を勧める業者もあって混乱するドライバーも多いと思います。
最終的には自分の判断を信じるしかないのですが、おすすめとしては
- メーカー
- ディーラー
- 加速や燃費などの自分の体感
- その他の車検業者
の順番に根拠にして交換時期を決めるべきかと思います。
交換するにせよ係数も関係してくるのでディーラーで純正のCVTフルードに交換するようにしましょう。
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