マフラーの穴は補修して通る場合と通らない場合の違いとは?

 

長く車を運転しているとマフラーが腐食してくる場合があります。

マフラーに穴が空くと当然補修という対応になりますが、

 

「マフラーの穴は補修すれば車検に通らない」

 

と指摘される場合があるということを聞きました。

この点について車検ではどのように判断されるのかについて説明をしたいと思います。

 

マフラーの穴を補修する方法

 

昔だとマフラーの穴の箇所いテープ止めでも通ったということもありました。

(現在でも一部の車検場ではまだこのテープ止めで通すところもあるようです)

ただ環境への配慮の意識が国を挙げて高まっているのか、マフラーの穴の補修方法も車検の合格基準に濃厚に含まれてきているように感じます。

テープ止めは多くの車検場ではダメということでこのページでは統一しますが、では車検に通る穴の補修方法ですが、

 

  • 耐熱パテ
  • ボンド止め

 

これらで補修し、その後に耐熱スプレーをかけるのが一般的な方法です。

ノリ止めをするドライバーもいますが、確実に車検に通る方法ではないのでやはりここでは推奨しないことにします。

 

マフラーが折れてしまった場合の補修方法

 

穴というよりもマフラーを当ててしまって折れてしまう場合もあるかと思います。

この場合には上記のような付け焼刃でなく、

 

溶接固定

 

が適切な保安基準への対応といえます。

バンド固定を考えるドライバーも多いかもしれませんが、この固定方法だと漏れが出るので車検に絶対に通る方法とは残念ながらいえません。

 

マフラー補修だと車検に通らないのか?

 

上記で適切と紹介しました方法だと基本的に補修後が残っていても車検には通ると考えて良いでしょう。

マフラーの穴は光を当てて、その光の漏れ具合で通るかどうかは決まります。

あとはマフラー関係の保安基準との比較になってきます。

特に

 

  • 音量
  • 排出ガス

 

この2つの保安基準が深く関係します。

上記に紹介した方法で適切に補修できていれば問題ないはずですが、事前にテスター屋さんで検査しておいても良いかもしれません。

 

参照

車検でのマフラー音量の合格基準

車検の排出ガス検査方法と保安基準

ユーザー車検の前にはテスター屋を利用するほうが良いのか?

 

マフラー補修をしても車検に通らない理由とは?

 

冒頭でマフラー補修をしても通らない場合もあると記載しました。

それにはいくつかのパターンがありますが、

 

  • 触媒も取れてしまっている
  • 補修の程度が十分でなく光漏れがある
  • 補修の方法が適切でない(ふさわしくない補修方法は上記参照)
  • 補修以外にマフラー自体が保安基準に適合していない

 

主にこのようなものがあります。

触媒も腐食してしまう場合もありますが、触媒がなければまず車検には通りません。

これも環境への配慮から来るもので、触媒は復帰させてから車検は受けるようにしてほしいと思います。

またマフラー補修とともに固定方法も重要です。

針金止めなどやや不安定な方法をとる方もいますが、溶接が車検に通る固定方法といえます。

 

参照

触媒遮熱板なしで車検に通る車と落ちる車

マフラーを針金でとめれば車検に通るのか?

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