最近は車検業界も参入する業者が非常に多いので、ドライバーからすれば非常に迷うことが多いと思います。
今回は国の車検場と比較して、「民間車検場」といわれる業者の中でどこに出すべきなのかを費用、整備能力といった観点から説明をしたいと思います。
民間車検場とは?
ネットでもいくつか記事を拝見しましたが、民間車検場=整備工場というように説明しているものもありました。
これは正確にいえば正しくなくて、指定工場を民間車検場といいます。
指定工場とは国の車検場に車を持ち込むことなく、自社ラインで車検を通すことができる業者のことをいいます。
民間車検場を具体的にいいますと
- ディーラー
- 大き目の整備工場
- 車検専門フランチャイズ
などが該当してきます。
他にはスタンド、カー用品店なども指定工場な場合もありますが、少数でほとんどは認証工場といって国の車検場に持ち込むを行っているようになります。
参照
「車検の合格基準にも影響する指定工場と認証工場との違いとは?」
ズバリおすすめの民間車検場は?
結論からいいますと
- 価格で選ぶなら 車検専門フランチャイズ
- 整備能力で選ぶなら ディーラー>整備工場、車検専門フランチャイズ
- 過剰整備をしない業者なら 車検専門フランチャイズ>整備工場>ディーラー
このように位置づけることができると思います。
今から後述していきますが、ドライバーの車の管理状態や予算によって決めるべきということです。
これも結論からいいますが、この3つだと整備能力にほぼ大差はありません。
ただ車検の考え方が違うというところもあり、そこを自分にとってどの業者が適切かを考えてほしいわけです。
定期的に車のメンテナンスをしているドライバー
車の管理というのはドライバーごとにかなりの違いがあります。
個人的におすすめな管理方法は
- 異音がするようになればすぐに業者にメンテナンスを出す
- 年数と走行距離を把握してそれによって車検では交換部品を決める
ということです。
たとえば異音がする、また車検後12ヶ月点検を受けるというような場合だと何もディーラー車検は受ける必要もありません。
むしろディーラー車検だと過剰整備になってくるでしょうし、費用的に無駄ともいえます。
特に12ヶ月点検も受けるのであれば車検専門フランチャイズがベストだといえます。
ちなみにフランチャイズというのは整備工場が加盟しているのですが、もともと車のメンテナンスを本業としているので整備工場と同様に整備能力に期待できます。
参照
「フランチャイズ車検のメリットは明瞭料金と整備能力の高さ?」
車検後に車屋に行きたくない、行けないドライバー
私もそうですが、車検以外に車屋に行っている時間がないという人もいると思います。
この場合、12ヶ月点検を受ける余裕はないかもしれません。
そのため車検では24ヶ月点検、そして摩耗した部品もそのときに交換しなければいけません。
おすすめとしてはディーラーといえます。
ディーラー車検では基本的に次回の車検まで持たない部品はすべて交換で考えます。
この点過剰整備といわれることもありますが、逆に忙しい人にとっては12ヶ月点検の手間を省けることになってきます。
ディーラー車検は予算的という場合には、整備工場かフランチャイズで点検をし、摩耗している部品も交換するようにお願いすると良いでしょう。
これらの業者だとディーラーよりも2割程度費用が安くなりますので、多少交換部品が増えてもそれでも安いはずです。
過剰整備をされたくないドライバー
かつて車検業界の悪弊といえば過剰整備といわれていましたし、今でも一般のドライバーからすればそのような感覚はあるかもしれません。
過剰整備を防ぐにはある程度ドライバーも車の知識を持っておく必要もありますし、また年数や距離など自分の車の状態も把握しておかないといけません。
よくある過剰整備の項目は詳しくは以下のページでまとめています。
フランチャイズの場合には立ち合い車検ですから、かなり過剰整備の可能性は低いです。
ドライバー自身が部品の摩耗度を確認して決めれば良いからです。
しかしディーラーや整備工場で出す場合には以下のページと見積もりは比較しておいてほしいと思います。
参照
「ディーラーの車検の見積もり明細でよくある必要のない項目は?」
最も合理的に車検を出したいドライバー
上記のようにディーラーなどだとまだ使えるような半分程度しか摩耗していない部品も交換となります。
正直無駄なわけですが、合理的に車検や点検をしていこうと思えば
- 簡単に交換できる部品はカー用品店で交換しておく
- フランチャイズで車検を出す
- 1年後に12ヶ月点検を受ける
というような方法となります。
ちなみに私はこの方法を採用していますし、人にも勧めています。
フランチャイズで無駄な交換をさせずに、12ヶ月点検で摩耗してしまうのでここで交換をします。
またこの方式ですと1年ごとに車検、点検を受けるので車の異常も早期発見ができます。
メリットとしては
- 摩耗しきるまで部品を使うのでメンテナンス費用を節約できる
- 車の異常も早期発見できる
ということがあります。
12ヶ月点検について私は2回に1回をディーラーに出しています。
この合理的に車検を安全に安く受ける方法(相見積もりで交渉する方法、事前に交換するべき部品、各部品の交換時期の目安など)については以下のページにまとめています。
参照
<スポンサード リンク>車検サービスについて
整備能力の高さと、リーズナブルな費用とを兼ね備えた大手車検専門フランチャイズです。
立ち合い車検、整備士による説明とで明瞭会計を実現しています。
元整備工場が加盟しているので整備能力には定評があります。
⇒ ホリデー車検のレビューはこちらから
最大級の車検業者検索サイトです。
車検費用が最大82%オフの特典もあります。
車検とともに整備点検もついているので安心できる業者が多いです。
⇒ EPARK(旧:お宝車検)のレビューはこちら