車検では
- 工賃
- 部品代
といくつかの細かい項目に分かれて請求書や見積書が出てきます。
ごくまれに車検基本工賃という項目を耳にしますが、意味や定義は業者ごとに多少異なる場合もあります。
ただやはり注意したいのは
「その車検費用は相場かどうか?」
ということではないかと思います。
車検基本工賃とは?
一般的に考えればやはり車検基本工賃とは
「車検に通るレベルまで整備する作業料金」
と考えて良いのではないかと思います。
車検では以下のページに説明していますが、基本的に6つ程度が検査の柱となっています。
これらで通らない状態のものを通るレベルに持っていく手間賃を考えることができるでしょう。
参照
「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」
車検基本工賃と点検料金
意外と知られていませんが、車検時には24ヶ月点検というものも同時に行われます。
公道を走る資格を得るための車検と比較して、摩耗部品をチェックして故障予防をするというのがこの24ヶ月点検です。
参照
車検基本工賃とこの24ヶ月点検料金のような明細があっても特に怪しさはないといって良いと思います。
二重料金となっていないかチェックしよう
ただしこの2つの項目があるのにもかかわらず
- 検査料
- 調整料
- 整備料
というような別の明細もあれば怪しい業者といえます。
というのも基本料金は車検基本工賃と24ヶ月点検料金とで十分で、あとの作業は基本的に車検時には行いません。
にもかかわらずにまだこのような検査料というような明細を取るのは作業もしていないのに費用請求をしているといっても良いからです。
個人的にはこのような二重取りのような明細になっている業者には車検は出さないほうが良いと思います。
ぼったくり車検かどうかを簡単にチェックする方法
冒頭にも記載しましたが明細の項目名は業者によって本当にまちまちです。
すべてを網羅して説明することは難しいといって良いでしょう。
そのため重要なことは
「その車検業者の見積もりの総額や整備内容が相場通りかどうか?」
ということから業者判断をするべきだと思います。
- 軽自動車 8万~10万前後
- 中型車 15万前後
- 大型車 18万程度
と大まかな相場はありますが、見積もり内容に過剰整備のものが含まれていないかもまず重要といえます。
さらに重要なことはやはり怪しいと思えば相見積もりするということではないでしょうか?
業者によっては相見積もりとわかると嫌な顔をする場合もありますが、逆にいえばそれだけ他の専門家の意見や金額を知られたくないということの裏返しでもあるわけです。
よほど時間がない場合だと仕方はないですが、あまり良い業者でないところと契約せずに相見積もりをして妥当な価格のところに契約をしていってほしいと思います。
これらの妥当な業者に選び方については以下のページにまとめています。
車検前にはぜひ目を通しておいてほしい内容となっています。
参照
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