保安基準と車検場の検査官のブラック判定の基準

 

このサイトの他のページでも何度か記載をしていますが、車検では保安基準というものが非常に重要になります。

アマゾンなど通販サイトでも保安基準のハンドブックは購入できますが、車検場の検査官もこの基準に沿って合格かそうではないかを判断しています。

 

車の変化に対応しきれない保安基準

 

私も保安基準はもっていますが、この保安基準が正直いって毎年のように細かい変更が行われています。

これは

 

  • 新しい改造や部品が出てくればそれに対応する規定にする
  • 保安基準のグレー箇所を埋める対応をしていく

 

というような理由があってコツコツと着実に変更をしていっているといって良いと思います。

ここで問題となるのが保安基準のグレー箇所です。

 

保安基準のグレー箇所とは?

 

たとえば一時期流行した車のカーテンというものがあります。

保安基準を見ればカーテンについての基準はありません。

では極端な場合、フロントガラスにカーテンをつけていれば車検には通るのかということですが実際には落ちるケースもありました。

現在では

 

  • シール形式のカーテン
  • フロント、運転席や助手席のカーテン

 

などは落ちる原因となることも多いというように暗黙裡の判断基準があります。

しかし少し前までは検査官のそれぞれの判断に任されている部分が多分にありました。

 

参照

車検でカーテンがあると不合格決定?

 

このように保安基準に規定としては

 

  • 規定があって明確にブラックといえるもの
  • 規定がなくブラックともホワイトともいえないもの
  • 規定がありホワイトといえるもの

 

という3つに大別することができます。

カーテンについては規定がないのでグレーなはずですが、車検に落ちる確率を考えればほとんどブラックといっても良い基準の1つかもしれません。

このようなグレー箇所については検査官が現場で判断するようにされています。

ネットでもまったく同じ改造などをしていて通る場合もあれば、落ちてしまうこともあるように書かれていることがありますが、それはどちらも正しいこともあって検査官次第というところもあるわけです。

 

改造車は車検に落ちやすい

 

車を改造している人もいるのですが、改造車というのは一般的に検査官などに悪い印象を与えることが多いです。

たとえば上記のグレー箇所があったときに改造車という印象でグレーをブラック判定することは実際にあると思います。

検査官も人間ですからこのあたりは仕方がないかもしれません。

 

ディーラーとグレー箇所への対応

 

車検では業者に出すことが多いですが、指定工場といって運輸支局でなく、自社工場のラインで車検を通すことができるところもあります。

 

参照

車検を通す7つの業者を徹底比較

 

指定工場ではグレー部分について緩く判定してしまうと、抜き打ちで国のチェックを受けたときに指定取り消しの処分を受けることも出てきます。

そのためディーラーなど指定工場に車検を出せば車検場の検査官よりも厳しい基準を適用してくることもあります。

 

参照

ディーラーに車検を出すメリットは安心感?

 

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