マフラーでは長さとともに音量という厳しい保安基準があります。
保安基準も改正がほぼ毎年のようにあって、ここ数年はマフラー音量の基準はどんどんと厳しくなってきました。
マフラー音量で保安基準外にある車両の場合、サイレンサーをつけるというのは1つの方法ですが、これは音量基準を満たしていても付け方によって通らない場合もあります。
ネット上でもいろいろな意見はありますが、ここでは車検場に照会してみた回答について紹介をしたいと思います。
マフラー音量の保安基準
はじめにまず前提となるマフラー音量の保安基準ですが、以下の別ページで説明をしています。
参照
車検では近接排気騒音を中心に判断されますが、
- 検査官の耳で簡単にチェック
- 保安基準外と推測すれば測定
というような流れでの検査となります。
検査官によっては耳のチェックの時点で多少なら音量基準を超えている場合も通してしまうケースもないとはいえませんが、マフラーの音量が大きいかもと思われてしまうとはじめて詳しい検査となります。
マフラーのサイレンサーの正しい付け方
サイレンサーについてはいろいろと言われることもあります。
- サイレンサー自体が車検対応でない
- サイレンサーの付け方は改正が近年行われた
- インナーサイレンサーは車検では通らない
などというような意見ですが、まずはじめにサイレンサーで押さえておくべきは
「サイレンサーを固定した状態でつけないといけない」
ということです。
逆にすぐに外せるような状態でのサイレンサーの設置方法は見つかれば車検では通らないことがほとんどだと思います。
- ネジで止める程度だとNG
- ボルトで止めればOKとする車検場もある
- 溶接やリベットだとOK
というような感じになります。
溶接が一番手堅いのですが、費用的に難しい場合にはリベットがベストでしょう。
またボルトも基本的にサイレンサーを構造物とみなすという意味もあって基本通ると考えて良いでしょう。
ただボルトについては特に車検場、検査官次第のところも否定できず、100%通るものではないというように覚えておいて欲しいと思います。
インナーサイレンサーは車検に通るのか?
インナーサイレンサーも何度か車検に通っているのを知っていますので、あとはやはり上記と同様設置方法によるといって良いと思います。
最低でもボルト、できれば溶接がベストなことは言うまでもありません。
ちなみにインナーサイレンサーもボルト止めで通っているケースは数件知っているので、絶対に通らないというわけでもありません。
車検対応かどうかは車検的に影響があるのか?
社外品という場合には車検対応かどうかで通る通らないと考える人もいますが、現場はそのような判断はしていないと思います。
保安基準的にどうなのかという判断になるので、車検対応かどうかよりも音量的に保安基準内かどうか(特に初動な検査官の耳の感性的に)が重要といえます。
車検対応であっても
- マフラーが古くなる
- 劣化で音量が大きくなる
という場合はやはり通りません。
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