車検ではいくつかの検査項目があります。
最初の外観検査においてエンジンルームの検査もありますが、基本的にはその検査内容は厳しいものではありません。
ただしメカがぎっしりと詰まったのがこのエンジンルームですから、24ヶ月点検をして故障予防をするという意味ではエンジンルームのチェックは非常に重要です。
車検での外観検査におけるエンジンルーム
車検でエンジンルームの検査はどこが見られるのかということですが、大きく2つといって良いと思います。
- 車体番号のチェック
- オイルの漏れ
車体番号のチェックとは車検証と車両の打刻された番号が同一かどうかのチェックです。
チェックはほんの数秒が済みますし、まず普通に車に乗っていればここで落ちることはないでしょう。
あとはオイル漏れですが、むしろこのほうが厳しいといえます。
エンジンルームをチェックしておいてオイル漏れがれば拭き取るといったことも必要ですし、その程度がひどい場合には修理しておかないと故障の原因となる場合もあります。
車検ではエンジンルームという非常に重要な車のパーツもこの程度しかチェックはされません。
エンジンルーム洗浄は車検で行われるのが普通?
エンジンルーム洗浄をしないままホコリ状態で車検業者から車が帰ってくるという場合もあるかと思います。
一般的には車検業者の対応としてはいくつかのパターンがあって
- 一切のエンジンルーム洗浄をしない
- 車の下回りから高圧洗浄をする
- エンジンルームを下回りと上部から洗浄する
というパターンに分かれています。
冒頭にも記載しましたようにエンジンルームにはメカ、配線もあるのでごくまれに配線関係を洗浄によってトラブルにさせてしまう場合もあります。
そのため現在では洗浄したとしても下回りからだけというパターンが多いかもしれません。
また別途料金でエンジンルーム洗浄を請け負うという形式もあるので、車検前に確認しておくと良いでしょう。
エンジンルームは徹底的に洗浄したいというニーズもありますが、配線関係もあるのでほどほどに洗浄するのがベストではないかと思います。
もちろん特に洗浄しなくても車検には通りますし、まず汚いことで車に故障が出るということもあまりないと思います。
24ヶ月点検でのエンジンルームのチェック
エンジンルームは車検に通るかどうかよりも後述していきますような、故障予防の観点から行われる24ヶ月点検で確認するというほうがはるかに重要といえます。
24ヶ月点検で最低限チェックしたいエンジンルームの箇所とは
- パワステベルトに緩みがないかどうか?
- パワステオイルの残量は適切か?
- 点火プラグの状態
- バッテリーの液量があるかどうか?
- LLC(冷却水)の残量や汚れの程度
- 排気ガスの色(異常の場合にはエンジンルームの配管の損傷も考えられる)
- エンジンオイル、ブレーキオイルの残量や汚れ
- ウォッシャー液の残量
- ラジエターホースの劣化や汚れがないか?
- エアクリーナーの汚れ
それぞれ別ページで解説をしているものもあります。
参照
「パワーステアリングオイルでどの程度の漏れがあれば車検に通らないのか?」
「ウォーターポンプからの液漏れがあれば車検に通らないのか?」
「車検ではエアエレメントとエンジンオイル交換は省くと危険?」
どれも車の機能や安全性という意味では重要な部品となります。
エンジンルームのチェックを適切に行う方法
もちろんユーザー車検で自分で上記のようなエンジンルームチェックをしても構いません。
しかしドライバーが自分でこのようなチェックをするのは非現実的といって良いでしょう。
車検業者に出せばこのようなエンジンルームチェックも当然同時に行ってもらえます。
ディーラー車検が最も有名ですが、予算が合わないという場合には整備能力も考えて
- 整備工場
- 車検専門フランチャイズ
というような業者をおすすめします。
参照
「フランチャイズ車検のメリットは明瞭料金と整備能力の高さ?」
<スポンサード リンク>車検サービスについて
整備能力の高さと、リーズナブルな費用とを兼ね備えた大手車検専門フランチャイズです。
立ち合い車検、整備士による説明とで明瞭会計を実現しています。
元整備工場が加盟しているので整備能力には定評があります。
⇒ ホリデー車検のレビューはこちらから
最大級の車検業者検索サイトです。
車検費用が最大82%オフの特典もあります。
車検とともに整備点検もついているので安心できる業者が多いです。
⇒ EPARK(旧:お宝車検)のレビューはこちら