車検のニューサービスの定義と安全性

 

ニューサービスというように車検ではいわれることもありますが、案外その意味はよくわからないようなものとなっています。

簡単にいえば車検の業界的には革新的なサービスとなっていますが、特に車検スピードに大きな特徴となっています。

 

車検のニューサービスとは?

 

一般にニューサービスといえば

 

  • 格安の車検
  • 短時間の車検

 

などと印象されることが多いのですが、同じ意味でもありません。

今から記載しますような車検システムとなっているので、結果として低価格や短時間の車検を実現しているというほうが実情に沿っていると思います。

車検では何段階かの検査を行います。

 

  • 受入れ検査(入庫検査)
  • 中間検査
  • 完成検査

 

というような形です。

特にディーラーのような厳重な車検システムでは今もこの3つの検査を別の整備士が担当しています。

 

参照

車検での中間検査と3つの検査の流れとは?

 

車検のニューサービスというのは3つの検査を同一の整備士が担当します。

受入れ検査から完成検査まで同じ項目もあるわけですが、同一人物の整備士が担当することでその項目を省略できます。

そのため極端な言い方をすれば

 

「受入れ検査から完成検査までを1つにまとめて1回の検査で完了させる」

 

というのがニューサービスといえます。

この結果

 

  • 車検の短時間
  • 整備士の人件費などを省けるので低価格化

 

などを実現できるわけです。

 

車検のニューサービスのデメリット

 

上記のようなところだけがニューサービスの定義となっていますので、サービスの質はバラバラなのですが、一般的なニューサービスのデメリットを説明しますと

 

  • 1回しか検査をしないので見落としもありえる
  • 整備能力のない整備士だと検査内容に不備もありえる

 

などといったようなものも考えられます。

そのためニューサービスの車検業者を検討する場合には後述しますが、その整備能力を見て考えるのが非常に重要になってきます。

 

ニューサービスと格安車検

 

街中を走っていても格安車検といった看板を見かけることも多いかもしれません。

格安車検ではニューサービスであるとともに、24ヶ月点検までも省いているようなところもあります。

この点検というのは車検と同時に行うのが普通ですが、車検とはまた項目も違っていて摩耗部品のチェックという意味合いもあります。

つまり点検サービスもない格安車検ですと摩耗部品も放置して車検を通すことになるので、車体本体に損傷が出る場合もあるということです。

ニューサービスに車検を出すのは別として、点検サービスもついていない格安車検に出すのはあまりおすすめしません。

車検の1年後などに12ヶ月点検をする、異音がすればすぐに車屋さんにメンテナンスに出すというような意識がない場合だと乗り換えをしなければいけないような見積もりの修理も必要となる場合もあるでしょう。

 

参照

24ヶ月点検と車検との違いとは?

 

ニューサービスで車検に出すべき業者とは?

 

異音などがすればすぐに修理に出すという意識があれば特にディーラー車検でなくてもこのニューサービス形式の車検業者でも構いません。

ただしニューサービスもさまざまな業者が展開していてドライバーからすればどこが良いのかわかりにくいというところもあります。

 

  • 整備工場
  • 車検専門フランチャイズ

 

というような業者だとディーラーとほぼ大差ない点検サービスも行ってもらえますし、整備能力的にも安心できると思います。

もしニューサービスを検討していればこのような業者に出すようにしていってほしいと思います。

 

参照

フランチャイズ車検のメリットは明瞭料金と整備能力の高さ?

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