ポジションランプ(車幅灯)の保安基準 色とLEDで通るのか?

 

今回はポジションランプの保安基準について解説をしていきます。

別名で

 

  • スモールライト
  • スモールランプ
  • 車幅灯

 

などとも言われることもあります。

どれも内容は同じですので、以下の内容に沿っていれば車検には通るとなります。

保安基準上は車幅灯の規定が適用され、その内容から車検に通るかどうかの判断をされます。

 

ポジションランプの保安基準

 

車幅灯については保安基準の第34条、告示201条に定めがあります。

 

  • 照明部の上縁の高さは2.1メートル以下、下縁の高さは0.35メートル以上
  • 照明部の最外縁は車の最外側から400ミリ以内
  • 取付個数は2個または4個
  • 色は白色
  • ただし方向指示器、非常点滅表示灯または側方灯と構造上一体のものは橙色でも可
  • 夜間前方300メートルの距離から点灯を確認できること
  • 光度は300cd以下

 

LEDポジションランプは車検に通るのか?

 

最近はLEDのランプはポジションランプ以外でも多いです。

概ねLEDということだけで落ちる理由とはならないのですが、ポジションランプもLEDだからダメというわけではありません。

この点は車検場にも何度か確認しているのでまず間違いはないと思います。

LEDのポジションランプで通らないといわれる場合には

 

  • 色に問題がある
  • カンデラ数の規定に抵触している
  • 車検業者が保安基準よりも厳しく判断している

 

という可能性があると思います。

個人的に車検業者のおすすめとしてはディーラー、整備工場、車検専門フランチャイズとなりますが、これらの中で別の業者に出すとスムーズに通ることは多いかと思います。

 

ポジションランプの色

 

上記のようにポジションランプについては白色という定めとなっています。

通常の電球形式のポジションランプだと特に色の規定に抵触することはまずないと思います。

しかし上記にも記載しましたが、LED製に交換していると青白色と判断されてしまって通らないといわれることもあります。

これはLEDのポジションランプの1つのリスクといって良いのですが、もし通らないと判断されれば

 

  • 車検業者を変更する
  • 純正に戻す
  • 車検対応の白色であることを証明する

 

という方法が必要となってきます。

特に明るめのLEDポジションランプだと青色がかっていると判断されやすいので注意していきましょう。

 

車検対応のポジションランプでも落ちる場合もある

 

上記のように白色かどうかなどは検査官の主観によるところも多分にあるわけです。

車検対応となっていても車検場、あるいは車検業者の受付で通らないとされてしまうことはありえます。

純正でそのまま運用するのがベストですが、車検対応の社外品に変更した場合には一定のリスクがあると考えておかないといけません。

 

ポジションランプとケルビン数

 

保安基準ではケルビン数の定めはありません。

しかし上記のように色は白となっているので、ポジションランプのケルビン数としては

 

6000程度

 

までに抑えるのが理想です。

8000程度になれば青と判断する人間は多くなるといわれていますが、ここまでのケルビン数となれば確実に通るポジションランプとはいえないかもしれません。

 

参照

車検で通るケルビン数と明るさの限界とは?

<スポンサード リンク>


車検サービスについて



整備能力の高さと、リーズナブルな費用とを兼ね備えた大手車検専門フランチャイズです。
立ち合い車検、整備士による説明とで明瞭会計を実現しています。
元整備工場が加盟しているので整備能力には定評があります。
⇒ ホリデー車検のレビューはこちらから
お宝車検
最大級の車検業者検索サイトです。
車検費用が最大82%オフの特典もあります。
車検とともに整備点検もついているので安心できる業者が多いです。
⇒ EPARK(旧:お宝車検)のレビューはこちら


元ディーラー整備士が公開する車検業者の選び方


元ディーラー整備士による車検業者の選び方