いわゆる車検のスピードを売りにしたサービスを展開している業者は最近多いと思います。
従来は車検といえば2、3日納車までにかかるという形態が多いわけですが、スピード車検だと
- 45分
- 60分
などといった美容院に行くような時間で車検を終えることができます。
また同時にこのようなスピード車検ですと車検費用も格安であったり、ディーラーよりも割安な場合が多いわけですが、そのように安くできる理由いついても解説をしたいと思います。
スピード車検の安さの理由
もちろんスピード車検といってもシステム、24ヶ月点検の深さや項目数などでもかなり内容は違うわけですが、一般的にスピード車検が安い理由としては
- 交換部品がリビルト(中古)
- 完全予約制で整備士の配置に無駄がない
- ドライバーに車の持ち込みと持ち帰りをしてもらうことで人件費のカット
- 整備士や社員の人件費単価もディーラーよりも低い
- 過剰整備をしない
といったものなどがあります。
簡単にいえば従来の数日かけて行ってきた車検をシステム化、合理化して無駄を排除した形で行えているということです。
こう書くとメリットばかりのように感じるわけですが、そうでもありません。
安さの反面、安全性も確保できるようにスピード車検には対応していく必要もあります。
スピード車検の安全性
スピード車検ではまずチェックして欲しいのが実施している業者に整備能力があるのかということは非常に重要といえます。
一般のドライバーでも簡単にチェックする方法としては
- 整備工場かそれに準ずる整備能力を持っている
- 24ヶ月点検サービスがついているかどうか?
この2つは簡単にチェックして欲しいところです。
よくスピード車検で安全性に問題が出やすいケースとしては
- 24ヶ月点検をまったくしない
- ユーザー車検代行業者であった
というパターンです。
定期的にメンテナンスを車検以外でも業者に出していればこのような業者でも問題はありません。
ただ車検時にしか主なメンテナンスはしていないという場合には非常に故障を招きやすい車検になってしまいます。
参照
整備能力や点検サービスを考えてスピード車検を検討すれば整備工場、車検専門フランチャイズがベストではないかと思います。
参照
「フランチャイズ車検のメリットは明瞭料金と整備能力の高さ?」
スピード車検と故障予防の徹底
車検は2年ごとにしか行わないわけで、当然いくつかの部品は摩耗しているはずです。
ディーラーだと半分程度摩耗した部品については基本的に次回の車検まで持たないと判断し、すぐに交換ありきで考えます。
一方でスピード車検ではまだ半分は使えるわけで、そのときにまた交換すれば良いと判断してとりあえずはドライバーの判断に任せるという方針になります。
どちらが正しいということでなく、車検への考えの違いといって良いのです。
スピード車検で確実に安全性を担保しようと思えば
- 車検ではない時期でも車に異音がすればすぐに車屋に持ち込む
- スピード車検時に摩耗しつつあると通知された部品は覚えておき、交換時期に再度メンテナンスをする
- できれば12ヶ月点検も受ける
というような方法も採用していってほしいと思います。
2つめと3つめはどちらかでも良いかもしれませんが、車検時に放置した摩耗しつつある部品を適切なタイミングで交換できれば問題ないといえます。
このような方法を実現できれば車の維持費は最安値で行えるわけで、合理的とはいえるのがスピード車検です。
逆に
- 車の予算は確保できている
- 過剰整備も気にならない
- 仕事などが忙しく車にかけるお金よりもメンテナンスの時間が惜しい
という場合にははじめからディーラー車検を検討していきましょう。
参照
「ディーラーの車検の見積もり明細でよくある必要のない項目は?」
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