車検では見積もりを取ればしばしばブレーキフルード(ブレーキオイル)の交換が必要というように項目を入れられることもあるかと思います。
ブレーキフルードの役割や交換時期を知りたいという質問も重なるので今回は整理してまとめてみたいと思います。
もし過剰整備を疑っているなら以下に沿って判断してみて欲しいと思います。
ブレーキフルード(ブレーキオイル)の役割とは?
ブレーキフルードというのは汚れてきたり、茶色のようになってくれば交換時期といっても良いと思います。
(もともとは黄色のような色をしています)
簡単にいえばブレーキフルード(ブレーキオイル)とはオイルの一種で、ブレーキを踏んだときにその圧力をブレーキパッドに伝えるものとなります。
専門的な説明をしても興味がない人もいると思いますので、このあたりで説明はしないでおきますが、簡単にポイントをまとめますと
- 車の心臓部の1つであるブレーキ装置に関する重要なオイルである
- 空気中の湿度を吸うことで自然に劣化してきて変色する
- ブレーキフルードを変色したまま放置しているとブレーキの損傷や安全上に大きな問題となる
ということで交換は定期的にしておくべき部品といって良いでしょう。
ブレーキフルード(ブレーキオイル)の交換タイミングの目安とは?
ディーラーや車の取扱説明書などだと1年ごとというマニュアルになっている場合もありますが、個人的には
「車検ごとにブレーキフルード(ブレーキオイル)は交換」
でまず問題ないと考えています。
ただ上記のように車の保管状態で湿度の高いところに駐車しているという場合には本当に1年ごとに交換するべき車両もあります。
ただしこのような環境にある車両はむしろまれといって良いでしょう。
もし自分の駐車環境がよくわからないという場合には見積もりで立ち合いして、ブレーキフルード(ブレーキオイル)の色を確認してみて欲しいと思います。
上記のように茶色に変色している場合にはまず無難に1年ごとでも良いので交換しておきましょう。
ブレーキフルード(ブレーキオイル)の交換費用の目安
ブレーキフルードの交換費用の目安や相場としては
「5000円~8000円前後」
といって良いでしょう。
ちなみにディーラーでも1万を超えるのはやや高いといって良いと思います。
何人かブレーキフルード(ブレーキオイル)で1万5千円といった見積もりをもらているケースを知っていますが、正直ぼったくり的な印象を受けたので、別の業者を勧めました。
その車検業者の見積もり費用と上記の相場を比較して高ければ別の業者を検討して欲しいと思います。
車検専門フランチャイズや整備工場だとブレーキフルード(ブレーキオイル)の交換は3000円程度の場合もあります。
参照
「フランチャイズ車検のメリットは明瞭料金と整備能力の高さ?」
ブレーキフルード(ブレーキオイル)と新車の車検
新車の車検は3年目に行い、それ以後は2年ごとに行います。
新車までメンテナンスをせずに何ともなかったという場合には、3年目以降も3年ごとなどでも問題ないのではないかと考えるドライバーもいます。
上記の「車検ごとに交換」というのも理想や目安という意味ですから、新車のときに3年ごと交換で問題なかったのでその後も3年ごとで大丈夫と考えるのはやや問題ありと考えます。
ブレーキフルード(ブレーキオイル)交換後のブレーキの感覚の変化
ごくごくまれにブレーキフルード(ブレーキオイル)交換後にブレーキを踏んだときの感覚が変わったという感想を持つ車両もあります。
たとえばブレーキの踏み込みがより奥まで長く踏めるようになったりという変化ですが、これは基本的にブレーキフルード(ブレーキオイル)が原因でない場合が多いです。
- ブレーキパッドを同時に交換していないか?
- ブレーキに空気をかんでいないか?
というところに原因がる場合も多いです。
空気を噛んでいる場合には再度車検を出した業者に持ち込みみてもらっておきましょう。
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