車検では以下のように大きく分ければ5つほどの検査項目になっています。
- サイドスリップ検査
- ブレーキ、スピードメーター、サイドブレーキ検査
- ヘッドライト検査
- 排出ガス検査
- 下回り検査
光量検査というのはヘッドライト検査の中の1つの項目で、簡単にいえばヘッドライトの光量が保安基準の範囲内になっているのかどうかをチェックするものといえます。
参照
「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」
車検の光量検査の保安基準
実は保安基準にはケルビン数の最低基準という規定がありません。
テスター数値で計測してみて12000~15000cdでまず合格とするような感じとなっています。
個人的には12000付近だと車検場によっては落ちてしまうことも経験しているので、最低でも13500程度は必要かな?と考えています。
車検の光量検査はハイビームでの検査?
個人的には私の知っている車検場はすべてロービーム検査となっています。
ただし検査官と交渉することでハイビームでもOKなところもあるようで、車検場次第なところもあるようです。
車検の光量検査で落ちる理由
通常はディーラー車検やその他の車検業者に出すので光量で落ちるということはありません。
車検に通る状態に光量を調整するなりして整備をするからです。
しかし
- ユーザー車検
- ユーザー車検代行業者
といった車検の通し方だと光量検査で落ちるということは非常によくあることです。
特にヘッドライトを損傷していなくても自然に光量が落ちてくるのですが、その理由としては
- ヘッドライトカバーの紫外線による損傷
- ヘッドライトの劣化
というものがあるからです。
普通に走行していても紫外線はあるわけで、それ自体ヘッドライトカバーの損傷を招くことになります。
また駐車場に屋根がない、そして屋根があっても太陽光を通すところだと駐車している間も紫外線による損傷が常時起きているということになります。
ヘッドライトカバーが損傷すればライトが健全でも光量は落ちてくるということになります。
車検の光量検査を通すための対策
光量検査というのは実は自分でも整備ができる場合もあります。
- カー用品店で樹脂クリーナーを購入してカバーをクリーニングする
- テスター屋あるいは整備工場などに依頼してバフでカバー表面を少しだけ削ってもらう
ヘッドライトカバーの表面だと1つめの方法でかなり綺麗になるので、光量検査に通るようにできる場合もあります。
ただし欠点としてはカバーの裏面のクリーニングはなかなか個人ではできないということです。
参照
車検場での光量検査を合格するポイントというのもあって、
「アクセルをふかした状態でヘッドライト検査に臨む」
という方法です。
エンジンの回転数を上がっているとヘッドライトも明るくなりますが、この状態で検査に入れば通りやすくなります。
参照
「車検のヘッドライトについての保安基準と実際の検査官の判断」
最安値で光量検査を通す方法
ユーザー車検などで整備も特にせず車検場に行った場合にこの光量検査で落ちることは非常に多いかもしれません。
それだけ自然とヘッドカバーが損傷しているということですが、
- 樹脂クリーナーでクリーニングする
- テスター屋さんでバフなどを使って整備してもらう
- 車検場ではアクセルテクニックで回転数を上げて受検する
- それでも検査基準に満たない場合にはヘッドライト交換や配線の見直しをする
というように考えていくと良いと思います。
ネットやカー用品店でも安いライトも販売されていますが、通らないという場合もあるので4つめまで検討する場合には、無難にディーラーや整備工場といった車検業者に出すほうが二度手間にならないと思います。
マーケットでは粗悪な社外品も車検対応などと表記してあることもありますので安物買いの銭失いにならないようにしていきましょう。
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