中古車をディーラーあるいはショップで購入する場合、ロング保証を勧められることは多いかもしれません。
勧められるとよくわからないので何となく加入をしたり、加入をしたほうが良さそうに思うのですが、問題はその保証範囲といえます。
よくあるのが安心のためにロング保証に入ったものの、何の意味もなく保証期間が切れるというものです。
本当はロング保証の内容を確認してから加入を決めたほうが良いといえるでしょう。
車検を受けるのにさらにロング保証は必要?
ドライバーからすれば
- 2年ごとの車検
- 24ヶ月点検
と国などからの義務があるのでロング保証がなぜ必要なのかよくわからないというところはあるのかもしれません。
ただまずいえるのは車検をただ通すだけであれば、その翌日にいきなり故障してしまうこともあるということです。
車検というのは故障しないということを保証するものではまったくありません。
また24ヶ月点検というものもありますが、これも車検業者次第ではどこまでの項目あるいは範囲の点検かはわかりません。
正直いって24ヶ月点検をしっかりとする業者に出しておけばそう次の車検まで不具合が出るということはないと思います。
参照
ロング保証とブレーキパッドの摩耗
これはある実際にあった例ですが、
- 中古車を購入し、ロング保証に入っていた
- ブレーキに異音がするようになって中古車ショップに持っていった
- ロング保証の適用外ということで別料金でのブレーキ修理を行うしかなかった
これはほんの一例ですが、ブレーキなどは摩耗部品もよく出る箇所ですから、このようにロング保証外ということはよくあります。
この場合もよくロング保証の契約書を見ればブレーキをはじめ、摩耗しやすい部品はすべて除かれていました。
いうなれば
「ロング保証とは摩耗しやすい箇所は適用外で、突発的な故障しか対応しないもの」
といっても良いのかもしれません。
エンジンオイルなども通常は適用外ですから、結局は中古車購入時点にもともとあったような原因がもとで故障したり不具合しか対応しないともいえるでしょう。
もし実際にこのようなことがあればロング保証も意味があるわけですが、たいていは中古車ショップが損しないような契約内容となっていますから、保険のようなものと考えておくと良いでしょう。
- 中古車ショップは大量に車を販売する
- そのうち一定割合でどうしても不具合が出る(以前の所有者の運転が悪いことが原因など)
- その一定割合の車両だけロング保証は有効に機能するものの、他の車両は掛け捨て保険のようになる
というようなイメージといって良いのかもしれません。
中古車購入の時点でドライバーからすれば内部の状態は正直わかりませんし、またショップを信頼して購入するしかありません。
そこで不安な場合にだけロング保証をかけるということも必要といえるのでしょう。
ロング保証とその後の故障
電化製品でもそうですが、案外故障するのは保証期間が切れたすぐ後ということは多いものです。
中古者でも同様にいえるのですが、この点はやはり保証ではなく、保険と考えるとあまり腹が立たないのではないでしょうか?
つまりロング保証をかけていても特に世話にならなければ、状態の良い中古車に当たったということでそもそもラッキーだったということなわけです。
中古車と24ヶ月点検
上記のほうでも記載しましたが、車では車検だけでなく24ヶ月点検をする業者かどうかは非常に重要です。
この点検が故障予防の観点を持つからです。
具体的にいえば整備能力のある業者に車検は出すべきということですが、
- 整備工場
- 車検専門フランチャイズ
といった業者に出すと良いと思います。
格安車検に出すドライバーも多いのですが、ただ車検を通すだけであったり、下請けに出す業者もあるので廃車を検討している場合の他は出さないほうが良いと思います。
参照
「フランチャイズ車検のメリットは明瞭料金と整備能力の高さ?」
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