ユーザー車検をしたり、また車検業者でも車検専門フランチャイズのような立ち会いサービスを受けると
「ハンマーで車の下回りを軽くたたく」
というような検査をしていることがわかると思います。
この検査は車検の最後のほうの下回り検査で行われますが、車検の検査項目については以下のページで説明をしています。
参照
「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」
様子を見ているとハンマーでの音を懸命に聞いていることがわかるのですが、このときにどこをチェックされているのかについて説明をしたいと思います。
検査官のハンマーは普通のハンマーではない?
一般のドライバーからすれば普通のハンマーのように見えるかもしれませんが、実は市販で普通に販売されているものとは少し違ったものを使用しています。
名前もハンマーではなく
- 打検ハンマー
- 点検ハンマー
などといって専門的な呼び方をすることもあります。
柄の長さやハンマーの金属部分いやや特殊な加工がしてあって音を聞きやすくしているのが特徴です。
今からこの検査方法を説明していきますが、先にいっておきますと普通の市販ハンマーでも検査ができないということでもありません。
慣れれば市販ハンマーでも検査ができるようになります。
検査官がハンマーでチェックしている箇所とは?
冒頭でも記載しましたように、音のチェックをしています。
チェック箇所は下回りを中心にしているのですが、具体的にいいますと
- ネジ
- ボルト
- ナット
といったものが緩んでいないかをチェックしています。
正確にいいますと音とともに、手に伝わる振動も確認しています。
音でいいますと
- 緩んでいる 鈍い音がする
- しまっている 甲高い音がする
というように音が違うので、これによってボルトなどの閉まり具合を確認しているのがハンマーの正体です。
素人でもハンマー検査ができるのか?
検査官がしているといえばどうしても専門的なように感じるかもしれませんが、実際にはそこまで奥の深い検査でもありません。
感覚的に敏感な方ならすぐに会得できるような内容となっています。
私の場合には10日ほどでわかるようになりました。
しかし最初の数日はよく先輩から間違えて注意されました。
検査官も研修をして最初はうまく見分けることはできないのですが、遅くても1~2ヶ月程度で会得しているので一般のドライバーでも練習すればすぐにできるようになるでしょう。
最初はだれでも音を聞くと同じものに感じます。
どの音が甲高くて、どれが鈍いのかがわからないのですが、練習方法としては
- 1つのタイヤでボルトをすべて締めてみる
- 1つのタイヤでどれかのボルトを緩めてみる
というようにそれぞれの音を聞いて、その違いを味わってみればすぐにわかるようになるでしょう。
ちなみにタクシーや運送系など営業車だとこの打音検査を毎回しているので、このような職種の人だと自分でも検査できる人も多いです。
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