このサイトでもいくつか車検後の故障について説明をしてきました。
今回は車検後に
「キュルキュルと異音がするようになった」
というケースについて説明をしたいと思います。
一般のドライバーでも「何かベルト系の故障ではないか?」ということは思い当たるようですが、どのベルトの損傷かについて確認していきましょう。
キュルキュル異音の正体とは?
冒頭のようにベルト類の損傷であることは多いです。
いくつか可能性はありますが、特に多いものとすれば
- ファンベルト(ALTベルト)の損傷
- パワーステアリングベルトの損傷
この2つの原因が非常に多いと思います。
名前は違うのですが、2つとも似たような機能をするベルトです。
ファンベルトというのは、走行によって加熱するエンジンを冷却水で冷ますのが車の機能ですが、その冷却水をエンジン近くまで運ぶのがこれらのベルトです。
一方でパワステベルトというのはハンドルを軽くするための油圧を送るベルトとなっています。
キュルキュル異音は車検ミスが原因か?
ファンベルトもパワステベルトも車検ではあまり整備しないと思います。
たとえばブレーキパッドのような毎回の車検で交換するようなパーツではないので、車検ミスというよりも車検のすぐ後にたまたま劣化がひどくなったというような場合が多いと思います。
ちなみに
- ファンベルト 鳴きが出てきたときに交換する
- パワステベルト 5年程度で交換するのがベスト
というような交換時期が目安となっています。
キュルキュルと車の異常とを確認する
ファンベストか、それともパワステベルトのどちらが故障しているのかわからないという場合もあるかもしれません。
この2つの違いはすぐにわかります。
- ハンドル操作をしたときに異音がするのはパワステベルトの劣化
- それ以外で異音がするのはファンベルト
と大まかに指摘することができます。
パワステベルトはハンドルを軽くするもので、ハンドル操作をしたときに異音が出やすいです。
キュルキュル異音と車の危険性
結論からいいますとどちらのベルトでも危険性は高いと思って良いでしょう。
特にファンベルトの場合、放置しているとエンジンに重大な損傷が出る可能性もあるので、異音後はあまり走行しないほうが良いでしょう。
一方のパワステベルトもハンドルが激重になってくるでしょうから、そのうちに走行がほぼできなくなってきます。
どちらもすぐに整備工場などですぐに修理しなければいけません。
ベルト類の修理費用が高い理由
どちらのベルトにもいえるのですが、実は部品代は安いものです。
たとえばファンベルトだと部品は1000円程度ですが、工賃が5000円程度となります。
そしてその本数分の費用がかかってきます。
パワステベルトも同じように工賃がただ高いのです。
つまり整備工場次第でかなり費用の違いが出てくるということですから、整備工場選定には慎重にならないといけません。
基本的にはいくつか整備工場を当たり、見積もりを取り、安いところに出すのがベストです。
見積もりを取ったときに値段をその場で言わない場合にはその業者にはあまり出さないほうが良いでしょう。
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