ユーザー車検というのは検査ですから、基本的に車を良い方向に持っていこうという趣旨のものです。
しかし車検場は案外狭いところもあったり、またローラーなどがあったりして結構事故をしやすいところでもあります。
- 他のユーザーの車と接触してしまう
- テスターにつっこんでしまう
など車検場に何度か行くとユーザーが事故をしている光景を目にするかもしれません。
ユーザー車検で事故を起こしやすい箇所とは?
私も車検場で何度か事故の光景を目にしていますが、
- スピードメーター検査のローラーから出るときにアクセルを踏み過ぎて機械に突っ込んでしまう
- ヘッドライト検査でのドライブ状態にしたままでのアクセルをふかしてしまっての突っ込み
- 狭い箇所での前後の車との接触
- 車検場によっては柱との距離が取りにくいところもあって柱との接触
- 下回り検査でのコースからのはみ出し
といったことはしばしば事故となることもあります。
本当かどうかはわかりませんが、高齢者のユーザー車検が増加していて今後は高齢者ドライバーによる事故が増えるのではないかと言っている人もいます。
コースではニュートラル、ドライブへの入れ替え、アクセルとブレーキを踏むということが何度かありますが、普段とは違ってやや緊張した雰囲気で検査は進むので若い方でも操作ミスによって事故を起こすことはあります。
上記のどこに特に注意するべきかですが、やはり個人的にはスピードメーター検査でのローラーではないかと思います。
ローラーから出るときにはどの程度アクセルを踏むと出れるのか案外加減がわかりません。
そのため踏み過ぎということが起こるのです。
ここさえ注意していればそう事故にはならないのではないかと思います。
ちなみにユーザー車検の検査内容については以下のページに説明をしていますが、コースで事故しやすい箇所がイメージできない場合には頭に入れておいてください。
参照
「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」
ユーザー車検の本当の事故は整備不良
車検中にも上記のような事故がありますが、本当に多いのは車検後の整備不良による事故や故障かもしれません。
車検とは所詮は部品の摩耗のチェックはしませんので、車検の翌日に故障してもまったく不思議ではありません。
車検業者に出すと24ヶ月点検というものが行われますが、100近くの項目の点検をして、これではじめて安全に故障予防ができたといえます。
ちなみに以下のページにありますが、24ヶ月点検の項目は車検とはまた違った項目をチェックしていきます。
参照
エンジンやブレーキなど重要な箇所の摩耗部品は致命的な故障を招いてしまうこともあります。
ユーザー車検はたしかに費用的には安いのですが、大きな故障をしてしまうと結果として業者に出しておいたほうがはるかに安かったということはよくあるものです。
廃車が近いという場合などはユーザー車検で良いかもしれませんが、このような理由からあまりユーザー車検はおすすめしません。
車検は無駄なく安全に通すのが一番
ただ車検に通すということではなく、点検サービスと整備を適度にするということが重要です。
ユーザー車検というのは上記の24ヶ月点検を自分でしっかりとできるドライバーのためのもので、本当はやってはいけないものでもあります。
そのため
- 車検費用が高くはない
- 整備能力がある
- 過剰整備をしない
というような車検業者に出すのが良いでしょう。
個人的にこの条件に合うのは整備工場、車検専門フランチャイズだと思います。
ユーザー車検も良いのですが、長く車を持たせたいという方は一度ユーザー車検についての弊害を考えてほしいと思います。
参照
「フランチャイズ車検のメリットは明瞭料金と整備能力の高さ?」
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