車検ではその基準やチェックの度合いは緩いかもしれませんが、エンジンオイルの漏れの検査も行われます。
その漏れの程度がひどい場合には車検に不合格となってしまうこともあります。
今回は合格するエンジンオイルの漏れと不合格になる場合との違いについて説明をしたいと思います。
車検のエンジンオイルの漏れの検査とは?
ユーザー車検をしたことがある人ならすぐにわかると思いますが、検査の最初のほうに外観検査でのエンジンルームの検査、そして最後のほうに下回り検査というものが行われます。
- エンジンルーム内のオイル漏れ
- 下回りのエンジンオイルの漏れ
エンジンルームではボンネットを開けて検査をされますので、あまりにひどい漏れの場合には合格しません。
車検時のみ洗浄をして通すというドライバーもいますが、それでもひどい場合にはやはり合格しないといえます。
下回りのエンジンオイルの漏れについてはドレンプラグ周辺に
- エンジンオイルの漏れがないか?
- エンジンオイルの滲みがないか?
ということがチェックされます。
下回り検査ではラインに車を乗せて、下から検査官が車の下回りを実際にチェックします。
その中にエンジンオイルの漏れについても検査されます。
参照
「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」
車検業者にエンジンオイルの漏れを指摘される
とはいっても下回りということですので、通常のドライバーは気づかずに走行をしてくるということも多いです。
車検で業者に出してはじめて指摘されるということもよくあります。
通常、ドライバーが気づく特徴としては
- 駐車していて地面にオイルがつく
- 長い期間駐車しているとその量も結構多い
ということでエンジンオイルかどうかはわかりいくいものの、何か車の下の部分に異常があるのではないかと感じる程度かもしれません。
エンジンオイルの漏れ止めをすれば車検には合格できるのか?
下回りの部品を車検業者(特にディーラー)の言う通りに交換すればすぐに何万もしてきます。
その費用が痛いという場合によく採用されるのが
「エンジンオイルの漏れ止め剤を使う」
という方法です。
これはカー用品店であればどこでも販売されていますが、問題はこのような場当たり的な対応で車検の検査官は通すのかどうかということです。
車検というのは保安基準に沿っているかどうかということをチェックするもので、結論からいいますとこのような溶剤でエンジンオイルの漏れ止めが成功しているのであれば車検は合格します。
ただしこのエンジンオイルの漏れ止め剤は軽度の漏れしか対応できません。
オイルが滲みている程度では効果はありますが、垂れているような場合には根本的な対応をしなければいけません。
また漏れ止め剤はかわくまで時間がかかりますので、車検の2週間前には処置をしてかわいてから車検に出さないといけません。
エンジンオイルの漏れは危険なのか?
車検いついては上記のような感じでそう問題とはならないかもしれません。
しかし車検と故障とはまた別の問題で、車検に合格しても翌日に故障することはよくあります。
エンジンオイルの漏れでは
- エンジン潤滑がうまくいかずにエンジンが故障する
- 漏れたエンジンオイルの引火
というようなこともまれに起こります。
エンジンオイルは漏れ具合が重要ですが、ダダ漏れは論外ですが、滲みている程度が一番判断が難しいところです。
ただしエンジンに関するオイルであり、車の心臓部といって良いです。
長くまだ乗る予定の車であれば車検はともかくとして、根本的な部品交換などによる整備をしておくほうが良いと思います。
参照
エンジンオイルの漏れを安く修理したい
結論からいいますとディーラーにエンジンオイルの漏れを頼むのが一番高くつくといえます。
正規部品を使用するのでその分はまず高くなります。
そのため整備工場などに整備を頼むと中古部品で対応してくれて安くつくこともあります。
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