車検業者を通さずにユーザー車検を受けるという場合があるかもしれません。
何度か自分で受検していれば何となく雰囲気は摑んでいるものですが、特にはじめての場合にはいろいろと考えることは出てくるものです。
今回はユーザー車検の合格率について個人的な感覚を元に説明したいと思います。
ユーザー車検の合格率の統計
はじめに断っておきますが、ユーザー車検に限定した合格率ということに関して公式データはありません。
しかし廃車したり、車検切れで放置するという場合の他はまず車検に通さないといけないわけですから、最終的には100%近い車両が形は別にして車検には合格していると思います。
何も整備せずにユーザー車検を受ける場合の合格率
はじめてユーザー車検をするという場合にはいきなり車検場にいって受検しようという場合もあります。
この場合には合格率は非常に低いといって良いでしょう。
というのも車検は2年ごとに行われるのですが、2年も走行していたりするとまずどこかの箇所が保安基準から狂っているものだからです。
- アライメント
- ヘッドライトの光軸
- 紫外線によるヘッドライトの光量不足
といったものが代表的ですが、アライメントは小さな石を踏んだだけでも狂うこともあって、その他にも側溝でも簡単に狂うこともあります。
日本の道路事情は世界最高クラスかもしれませんが、それでも何の整備もなしに受検するとまずこのような項目で落ちることがほとんどだと思っておいて良いでしょう。
参照
事前整備をして受検した場合の合格率
慎重にいくならやはり事前に光軸、光量、アライメントなど落ちやすい項目を中心に整備してもらってからユーザー車検に挑むということがベストだと思います。
- テスター屋
- 車検業者
といったところで事前の点検や整備を受けることができますが、このようなステップを踏むと合格率は70~80%程度にはなってくると思います。
ここまで整備しているのにまだ落ちることがあるのかと思う方も多いかもしれませんが、あと落ちるものとしては当日の検査への不慣れがあります。
ブレーキ検査など慣れがユーザー車検の肝
何度か受検していると勝手は知っているので事前整備まですればまず落ちないと思います。
しかし車検というのは独特な検査内容とその合格判断というものがあります。
- ブレーキ検査
- サイドスリップ検査
たとえばこのような検査ですが、ブレーキ検査では普段あまり踏み込まないような程度の踏み込みをしないと簡単に落ちてしまうこともあります。
サイドスリップ検査も慣れがないと最初は検査官からいろいろと指摘をされることもあるでしょう。
事前に車検場を見学する時間もありますが、このときに落ちている人の様子を観察しておくと多少ましになるかもしれません。
ちなみにユーザー車検の内容については以下のページでまとめています。
参照
「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」
ユーザー車検と車の故障
車検というのは故障しないという保証を得るものではありません。
ただ公道を走行できるという資格を得るものでしかないということで、車検に通った後すぐに故障しても不思議ではありません。
これんは車検と24ヶ月点検というものがあり、この点検をしてはじめて故障予防ができているといえます。
参照
ユーザー車検や格安車検は点検がないわけですが、廃車を検討していない車の場合にはあまりおすすめはしません。
- 整備能力がある
- 費用もそこそこ安い
- 点検サービスもある
という3つの条件を満たす業者に出すほうが良いと思います。
個人的には整備工場、車検専門フランチャイズがこの3つの条件に合致していると考えていますが、安さを求めて車を故障させるといった本末転倒な事態は避けて欲しいと思います。
参照
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