車検に出したときにディーラーからALTベルトの交換をしなければいけないと言われることがあります。
費用的にもそこそこする部品ですし、ドライバーからすれば必要性もよくわからないと思います。
今回はALTベルトについて基礎から説明をし、車検業者と折衝までできるようにまとめてみたいと思います。
ALTベルトって何?
ALTとなるのでよくわからないのですが、ファンベルトともいわれることもあります。
エンジンは走行していると熱を持つようになりますが、それを冷却するのが冷却水といわれるものです。
ファンベルトはファン(羽根のようなもの)を回し、このエンジンの過熱を抑える役目があります。
ファンベルトが切れたりすればエンジンがオーバーヒートして重大な故障をしてしまうこともあります。
ALTベルトの劣化時の音とは?
このALTベルトが劣化してくればまず鳴きが入ってきます。
- キュルキュル
- キューキュー
おおむねこのようなかなり運転していても気づくような音といって良いでしょう。
この音は形容しにくいのですが、その後金属音もしてくるようになります。
車検に出すときには鳴きの段階で交換を勧められることが多いかもしれません。
個人的には車の本質でもあるエンジンに関係する部品で、鳴きがあれば交換しておくべき部品だと思います。
ALTベルトの交換費用
ALTベルト自体はさほど高いものでなく、1000円程度のものです。
ただしディーラーだとその工賃が高くなっていて、1本で6000円程度はいってくると思います。
3本などとなれば2万を超えるわけで、たしかに簡単に交換といわれても困る部品の1つかもしれません。
ALTベルトは交換でなく調整で対応できるのか?
費用的に厳しいという場合には、ケースによっては巻き調整をするという方法もあります。
オートテンショナーといって4WDなどではこの調整ができないという場合もありますが、通常の車種だと調整は可能なこともあります。
いくつかこのサイトを通じて質問をもらったものに
- ディーラーにオートテンショナーで調整できないといわれた
- しかし別の車検業者に調整は可能とされた
というパターンもあるようで、車種を聞くとたしかにオートテンショナーでもなく調整ができるものもありました。
あまり考えたくもないですが、調整ができないといっておいて強引にALTベルトの交換をさせて売上を上げようとしているということも否定できない場合もあるということになります。
ALTベルト交換のタイミング目安
各種車のパーツというのは交換時期の目安というものがあります。
基本的には走行距離、年数などで判断するのですが、今回のALTベルトというのは一般的には「ベルトの鳴きがでてきたとき」に交換というようにマニュアルではなっています。
上記で紹介しました音を参考に交換するべきかどうかは決めていかないといけません。
また以下のページに部品ごとの交換時期の目安も説明していますので、他のパーツも確認しておいてください。
よくあるのが車検での過剰整備で損をしないようにしていきましょう。
参照
ALTベルトと車検の見積もり
ALTベルトもそうですが、正直いってドライバーからすれば知識不足という理由から判断を誤るということもあります。
オートテンショナー関連では特にミスリードをされてしなくても良いようなベルト交換もありえます。
もし今回この記事を見て不安を感じれば、別の車検業者にも見積もりと相談をしてみるようにしましょう。
特に毎回ディーラー車検をしているという場合には過剰整備の可能性は経験上高いと思いますので、別の業者に出せば費用が何割も安くなるということも珍しくありません。
かといって格安業者も出てきていますが、あまりおすすめはしません。
- 価格(適正)
- 整備能力
この2つの面からバランスの取れた業者に出すべきだと思います。
整備能力もあり費用的にもそこそこ安いとなれば整備工場、車検専門フランチャイズがベストだといえますが、業者間の違いや特徴については以下のページにまとめていますので参考にしてほしいと思います。
参照
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