車検は費用的にそこそこかかってくるので見積もりからスタートするということとなります。
概算で見積もり額が算出され、それを元に車検に出すのですが、整備士によってこの金額が変わってくることもあります。
このときにドライバーとしては不信感を感じるのですが、整備士次第でなぜこのように違いが出てくるのかについて説明をします。
ディーラーと整備士の裁量
ディーラーも各自動車メーカーの看板をかけていますが、実はメーカー直営ではなく個人経営(フランチャイズ)となっています。
実質的にはその店舗のスタッフだけが従業員の中小企業といえるのです。
しかし
- 系列ディーラーごとに工賃単価は決まっている
- 部品代も定価などは決まっている
ということで工賃や部品代の定価はメーカーによって基本的に決まっているといって良いでしょう。
しかし部品代はともかくとして、工賃はそれに作業時間をかけて見積もりを出します。
たとえば同じAという作業を見積もりしても、それにかかる時間を整備士によって違う時間数にすることで見積もり額が変わってくるということはありえます。
もちろんドライバーからすれば決して良いことではないので、以下に沿って対応していきましょう。
ディーラーごとの法人形態の違い
ディーラーもトヨタ、ホンダ、日産とあって、そのディーラーによって小規模なものが多いか、また大きな法人形態をとっているかは多少違っています。
小さな組織がフランチャイズとなって系列を形成しているメーカーでは工賃の時間数も違いやすくなって、冒頭のようなことが起こりやすいといえます。
見積もりの違いを指摘すれば金額は安くなるのか?
事前に別の整備士にそのディーラーで5000円と見積もりされていたとします。
後日別の整備士に見積もりすれば6000円とされれば不信感を感じるのですが、この場合には事情を説明すれば5000円になる可能性は高いと思います。
5000円の整備士もそこにいれば一番良いのですが、そうでなくても説明をすれば問題ありません。
部品代が違うということはまずないですが、工賃の時間数計算が違っているということでしょうから、すぐに修正をしてもらえるはずです。
気の弱い方は指摘しにくいかもしれませんが、ズバッと指摘してもらって結構です。
車検とディーラーの明細
あとは整備士ごとに違うといえば
- 整備士ごとに必要な部品交換が違う
- 整備士ごとに必要な整備内容も違う
ということです。
絶対にしなければいけない緊急性の高いものはまず違わないはずですが(違うとすればやや危険性のあるディーラーともいえます)、そこまで緊急性のないものについては明細も違ってくることもあります。
たとえばブレーキパッドも2年と少し超える程度持つと思えば交換はしないかもしれませんし、走行距離が若干伸びれば次の車検まで持たないので交換するべきと判断も違ってくるわけです。
この場合もドライバーとしては非常に不信感を持ってしまうのですが、
- 担当者に説明を求める
- 違う見積もりを提示して意見や理由を聞く
ということが必要といえます。
ただしよほど経験年数の少ない担当者であればまだしも、基本的にはどちらの見積もりもそれなりの根拠を持って出しているのでどちらでも問題はないといって良いでしょう。
車はドライバーとしてエンジンやブレーキの音をチェックもできるので、異常を感じればそのときにまたディーラーに持ち込みすれば良いわけです。
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