ディーラーの車検は高いという話をよくドライバーからも聞きますし、業界的にもその手法には賛否両論あるかと思います。
- 交換する部品がすべて正規品
- 過剰整備ともいえるところもある
という理由もさることながら、その他にも工賃が高いという理由もあります。
工賃というのは簡単にいえば整備士などの人件費が高いということですが、これについて今回は説明をしたいと思います。
ディーラーの工賃が高い理由
簡単にまとめますと
- 過剰整備ともいえるので、整備に時間がかかる
- 何重チェックもかけるのでやはり整備に時間と人手がかかる
大きくいえばこの2つの理由があるといって良いでしょう。
過剰整備となると整備項目が増えるわけですが、つまりはそれだけ時間も人手も部品代もかかるわけです。
そのため工賃は当然高くなります。
またチェック機能もかなり重厚です。
基本的にはディーラーは車を数日預かり、その間に3回のチェック整備をしていくというシステムになっています。
詳しくは以下のページに説明をしていますが、要はミスなく整備士も変えて漏れなどがないかチェックしていくシステムとなります。
一見こう聞くとミスのないしっかりとした整備のように聞こえますが、逆にいいますと整備士に信用がおけていないということもあるのです。
新卒整備士はディーラー就職するというパターンが多いのですが、そのような研修も兼ねて3重チェックという場合もあります。
正直いってシステム的に工夫すればチェック回数を減らすことは可能でしょうし、この点も過剰整備といえばいえるのかもしれません。
参照
持ち込みをすればディーラーの工賃を安くできるか?
たとえばタイヤ交換が必要というときに先にタイヤ購入だけ別の業者で行ったとします。
そのタイヤをディーラーに持ち込めば車検費用は安くなるのかということもありますが、結論からいいますと工賃は割高に設定されます。
また持ち込む部品がディーラーの安全保証に抵触するような場合には良い顔をされないこともあります。
ディーラーの工賃から安くする方法
今でも車検はディーラーという風潮はありますが、昭和の時代の考えといって良いでしょう。
今はいくつか大手の車検業者もあり
- さまざまな車種に対応できる機械の導入
- 資本を生かした整備士の研修や教育
- スケールメリットを生かして安く交換部品を仕入れ
ということを実現しています。
代表的なものとしては車検専門フランチャイズがあります。
また他に整備能力のあるものとしては整備工場がありますが、ディーラーと比較すれば工賃は何割か安いといえます。
正規品にこだわるのであればディーラーで良いと思いますが、外から見えないような部品がリビルトでも何でも良いと個人的には思います。
このあたりはドライバーの考えもありますが、国産車の性能が上がり故障頻度も相当減っている現在にディーラー車検にこだわる理由はかなり減っているといえるでしょう。
参照
「フランチャイズ車検のメリットは明瞭料金と整備能力の高さ?」
ただし格安といわれる業者はまだ個人的にはどうかと思っています。
中には24ヶ月点検のサービスもない車検を通すのみというところもあるので、そこまで節約するのは危険だと思います。
車検はただ公道を走行する資格を得るものにすぎませんが、点検は故障予防という意味もあります。
参照
このように車検業者を変更したり、検討するということの他には
- 交渉をする
- 過剰な部品交換をしない
ということもあります。
特に部品交換は上記でも説明をしましたが、工賃が高くなる理由の1つになるので自分の車の年数と走行距離と照らして以下のページでよく確認をしましょう。
特にディーラーの場合にはかなりの確率で必要な部品交換が見積もりで入っているので、チェックを忘れないようにしておきましょう。
参照
「ディーラーの車検の見積もり明細でよくある必要のない項目は?」
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