車検は一般的には30日前から出すということが多いです。
有効期限よりも遅くなると当然車検切れを起こしますし、また逆に30日前よりも早くなると損をするからというのがその理由となります。
このような中で車検は
- 45日前
- 40日前
でも問題ないというようなことも言われますが、なぜこのように中途半端な45日前などといわれるのかについて説明をします。
30日前よりも早く車検に出せば損をしてしまう理由
冒頭でさらっと記載してしまいましたが、この理由について説明をまずしておきます。
たとえば
「平成27年10月20日 車検の有効期限」
というようなケースがあったとします。
この30日前から車検に出すことが一般的になりますが、では8月20日に車検に早く出したとします。
この場合に次回の車検の有効期限はどうなるかといいますと平成29年8月20日などと早くなるということです。
つまり車検は2年ごとなのですが、30日前よりも早く出してしまうと短縮される分の車検費用を無駄にしてしまうということを意味するわけです。
ちなみに有効期限の30日前以降だとこのようなことは起こらず、次回の車検も平成29年10月20日と変わることはありません。
参照
45日前に受けられる車検業者とは?
ではこの30日前よりも早く45日前や40日前と言われるのがなぜかということですが、
- 指定工場であること
- 保安基準適合証を活用すること
という2つの条件がそろった場合に45日前でも次回の車検のタイミングが前倒しにならないということです。
まず指定工場というものですが、これは車検場に車を持ち込むことなく、自社ラインに通すことで車検に通すことができる業者を意味します。
ちなみに指定でないところは認証工場といいます。
指定工場としてはディーラー、車検専門フランチャイズなどが該当します。
参照
「車検の合格基準にも影響する指定工場と認証工場との違いとは?」
指定工場はたしかに車は車検場には持ち込みませんが、その後書類を届出し、車検証を正式に発行してもらい、ドライバーに郵送等を行わないといけません。
この届出の期限は最大で15日となります。
つまり45日前に車検を通しておいて、その後この車検場への届出を30日前以降にすれば次回の車検のタイミングは前倒しにならないということです。
このような意味で最大で車検は45日前といわれるのです。
45日前の車検だと前倒しになる車検方法とは?
上記のように指定工場という条件があるわけですから、
- 認証工場
- ユーザー車検(自分で車検を通すこと)
などでは保安基準適合証というものがないので30日前となります。
車検はいつでも受けることはできますので、これらの方法でも45日前でも問題はないのですが、15日前次回の車検が前倒しになるということになります。
参照
「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」
45日前に車検に出すと嫌がる業者もある?
上記のように認証工場(多くは小さな町の整備工場などが該当します9だと嫌な顔をされたりするかもしれません。
しかし
- ディーラー
- 大きな整備工場
- 車検専門フランチャイズ
などだと基本的にほとんどは指定工場ですから45日前以降であれば車を持ち込むと問題なく普通に車検の受付をしてくれます。
タイミングも早いということですから、今回の場合には相見積もりをしていくと車検費用を抑えることができます。
さらに以下のページでは過剰整備などの説明もしていますので、余計な部品交換をされないように知識も押さえておきましょう。
参照
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