45分車検のシステムと安全性

 

格安で45分などといった非常に短い車検サービスを展開する業者が出てきています。

ディーラーなどだと2日程度かけて車検と点検をするわけですが、

 

  • なぜ45分で車検ができるのか?そのシステムは?
  • 45分で安全な車にできるのか?

 

ということは多くのドライバーの疑問ではないかと思います。

 

45分で車検が終わる理由

 

車検とよくいいますが

 

  • 車検 公道を走行する資格を得るもの
  • 点検 24ヶ月点検で車の安全性をチェックするもの

 

というように2つに分けることができます。

点検とは車検と違うのかということですが、結論としては項目もその内容も違います。

詳しくは以下のページで説明をしていますが、業者によって点検項目は100程度に及ぶこともあります。

 

参照

24ヶ月点検と車検との違いとは?

 

45分車検といえば一般のドライバーでも時間が非常に短いことがわかると思いますが、上記のうち車検を中心に行い、点検は本当に点検だけ(車の状態のチェックだけ)というような場合が多いです。

点検をして摩耗した部品を交換するかどうかはまた別の話で、45分車検という場合には点検で摩耗した部品交換を教えてもらえますが、それを交換するのはドライバーに判断をゆだねるという感じになることもあります。

もちろんその45分車検の業者に部品交換をそのまま依頼もできますが、その場合にはもちろん45分では済みません。

代車を貸し出してもらって、翌日に納車といった場合もあります。

また部品によっては在庫がないこともあるので、取り寄せの時間もかかることもあります。

つまり45分というのは車検と確認という意味での点検をトータルした時間ということであり、摩耗部品の交換までは含まれていないと考えられるということです。

 

車検場と45分車検の関係性

 

45分車検だと指定工場の場合が多いので、自社ラインで車検を通しておき、後日陸運局に届出をするということになります。

届出をして車検証やシールが正式に郵送されてきますが、それまでの間は仮の書類を受け取ることができます。

ですのでシールなどが届く間に車検切れ車両として捕まることはありません。

 

一部店舗によっては認証工場もあるということですが、この場合付近の車検場まで車を持ち込まないと車検は通せません。

その場合は常識的に考えると45分で車検は終われないと思いますが、45分といった時間の長さにこだわる場合には45分車検の中でも指定工場であることを確認してから出すべきではないかと思います。

 

参照

車検の合格基準にも影響する指定工場と認証工場との違いとは?

 

45分車検で車の安全は確保できるのか?

 

新車で3年、それ以外だと2年ごとに車検はやってきます。

新車の3年間の車検であれば45分車検でもそう問題は出てこないと思います。

しかし車が古くなるに従い、車検とともに点検、そして適切な部品交換をしていかないと大きな故障となることもあります。

普段からオイル交換、ブレーキ整備などを自分でやっていたりすればまず45分車検でも問題ないと思います。

(最近はカー用品店でも安くこれらの部品は購入でき、あとは自分で交換することもできます)

しかし車検と車検の間に特に何もしないドライバーも多いと思いますが、その場合には点検とともに部品交換も必要なものについてはしっかりと行う業者に出していきたいところです。

整備工場、または1日車検というような業者であれば摩耗した部品は交換してくれるので安心できると思います。

たしかに45分車検よりは車検費用が若干上がってしまいますが、車は安いだけだと後々後悔することもあるので注意してほしいと思います。

 

参照

車検を通す7つの業者を徹底比較

車検費用を簡単に安くする4つの方法

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