ディーラーの売上の柱は言うまでもなく新車販売です。
しかし事業的には
- 新車販売
- 中古車販売
- 車検
- その他の修理などのメンテナンス
と多角経営といって良いでしょう。
ディーラーが昔よりも車検の営業がきつくなった、また車検を強くすすめられるようになったという質問も多いわけですが、この理由についてディーラーの車検での利益という観点から説明をしたいと思います。
新車販売と車検の利益
冒頭のようにディーラーといえば今でも新車販売のイメージが強いかもしれません。
一時期エコカーが相当販売されて一部のディーラーでは休日は毎週満員という状況もありましたが、今ではそうではありません。
また若者の車離れは結構深刻で、ディーラーとともに自動車保険(任意保険)も結構深刻な問題となっています。
知人に自動車保険の仕事をしている人がいますが、全盛期の4割減の売上となっているようで、保険の合従連合も起こる時代となっているようです。
新車販売は昔から日本を大きく支えてきました。
- 車の購入費
- 自動車保険加入
- その他雑費の使用
というようにセットでお金が動いたわけで、ディーラーも当然のように新車販売を一番の基幹業務としてきました。
しかし今は新車がだまっていても売れる時代ではないので、車検に舵を切るディーラーもかなり多くなっています。
- 新車販売 200万
- 車検 20万程度以下
と1件あたりの売上も大きく下がるのが車検です。
当然利益も新車販売よりかは少ないのですが、車を買い替えせずに長く持つドライバーも多くなっていてやむを得ないという事情もあると思います。
ディーラーの車検の利益
車検費用の平均は国産車の場合、15、6万だと思います。
他の車検業者だともっと安いのですが正直いってディーラーの車検費用は高いです。
このうち
- 部品代
- 整備士の人件費
などが経費としてかかってくるので、ディーラーの利益は1~3割程度といって良いでしょう。
(これだけ利益率が違うのはどれだけ車検は顧客の性格でも費用はかなり上下するためです)
ディーラーの車検費用が高い理由
このサイトにもよくある質問が
「ディーラーの車検費用が他の業者よりも高い理由は何ですか?」
というものですが、これは
- 交換部品がすべて正規品
- 整備士の人件費が高め
- 必要のない部品交換も含まれることが多い
- まだ使用できる部品も基本的にすべて交換されてしまう
とこのような理由があるからだといえます。
反対に車検専門フランチャイズは何割かディーラーよりも安いわけですが、
- 交換部品がリビルト
- 整備士の人件費も効率化によって抑えている
- 必要のない部品交換はしない
- まだ使用できる部品はドライバーに了承をもらわないと交換をしない
というようになっているので安く済ませることができています。
さらに大手のフランチャイズといえば部品の仕入れが圧倒的に多く、仕入れ価格を安くできるというスケールメリットも働いているということでさらに安くできています。
参照
「フランチャイズ車検のメリットは明瞭料金と整備能力の高さ?」
正規品にこだわる場合にはディーラーが良いと思います。
しかし個人的にはたとえばブレーキパッドがメーカー製でなくても、同等程度の機能をはたしてくれればメーカー製でなくてもどちらでも良いように思います。
また整備能力的に見ても、車検はディーラーという時代は過ぎ、車検専門フランチャイズだと
- 整備士の研修がさかんに行われている
- さまざまな車種に精通している
- 車検件数も多く、ノウハウがかなり多い
ということで特にディーラー車検にこだわる理由はない時代といえるでしょう。
あまり車に詳しくないドライバーは今でも車検はディーラーというわけですが、平成もしばらくたってから死後になりつつあります。
ちなみにフランチャイズ以外にも整備工場などいくつか車検業者はあります。
それぞれの業者の特徴やその費用の相場について以下のページにまとめています。
参照
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