車の軽量化を行えば重量税は安くなるのか?

 

車種ごとに初期の重量というものが設定されていて、それによって重量税が決まっています。

ドライバーからすればこの重量税は結構な費用となるのですが、車の軽量化を行えば車検時の重量税も安くなるのかについて説明をします。

 

重量税と自動車税

 

この2つを混同するドライバーも多いので、整理して説明をまず行います。

 

  • 重量税  車の重量について発生する税金で車検時に支払うもの
  • 自動車税 毎年5月ごろに納付書が郵送されてくるものでナンバープレートのある車に課税されるもの

 

というように別の税金となります。

車の場合にはこの2つの税金が課税されていて、負担が重いとなってきます。

 

車の軽量化と重量税

 

重量税は車検証に記載されている重量に対して課税されます。

 

  • 軽自動車
  • 小型車(1トンまで)
  • 中型車(1.5トンまで)
  • 大型車(2トンまで)

 

というようにランク分けされていて、下にいくほど重量税の費用が上がってきます。

それぞれの金額については以下のページに説明をしています。

 

参照

車検での車種別の法定費用とその内訳

 

たとえば1300キロ程度の車種だと1トンよりも軽量にしなければ重量税は安くならないということになります。

しかし300キロも軽量化することはほぼ不可能ともいえる数字ですから、軽量化によって重量税を安くするという場合には上記の基準の境界に割合近い車種でないといけないということがわかります。

たとえば1050キロ前後の車種だと、50キロ程度の軽量化で重量税は安くなるというような感じです。

 

軽量化しただけでは重量税は安くならない?

 

たとえば軽量化し、かつ上記のランクで1つ以上低い重量まで軽量化できたとします。

これで自動的に次回の車検から重量税が安くなるというわけではありません。

その前に構造変更申請という手続きを経なければいけないということです。

 

参照

車検の構造変更とその費用相場とは?

 

軽自動車と小型車では50キロ以上の軽量化の場合、それ以外の車両だと100キロ以上の軽量化に成功すれば構造変更申請ができます。

手続きは陸運局で行い、やや面倒ではありますが重量変更の場合だと通りやすいです。

上記のページで構造変更の審査は厳しいと記載していますが、それは改造車の場合であって重量という場合にはそれほどややこしい審査にはならないと思います。

この構造変更をすれば車検証の重量も変更されて、晴れて重量税が安くなるというこおになります。

どうしても面倒という場合には車検業者を通じて構造変更をしても可能です。

 

法定費用と車検業者の費用の節約

 

重量税を節約するという目的もあるのが今回のテーマですが、それとともに車検業者への部品代や工賃も節約するようにしていくとさらに効果的になってきます。

 

  • 余計な部品交換を知っておく
  • 単価の余計に高い車検業者は避ける
  • 車検業者と上手に車検費用について交渉をする

 

ということでも効果は上がります。

これらについては以下のページに説明をしています。

 

参照

車検費用を簡単に安くする4つの方法

車検を通す7つの業者を徹底比較

車検料金は車検業者ごとにここまで違う!

 

車検はディーラーに毎回出すのは正直無駄です。

昔のように国産車の性能が良くない時代で頻繁に故障していればディーラーが必須ということもありました。

しかし最近はディーラーも整備工場、車検専門フランチャイズも大して整備能力やサービス内容も変わらないのですが、費用だけかなりの差がある状態です。

あまり車に詳しくないドライバーが今でも車検はディーラーと認識していますが、車検費用を無駄に使用しないようにしていきましょう。

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