車検に出せば車の状態や調子は良くなると考えるのが普通です。
しかし車検から帰ってきた後、突然に故障をしたり機能がおかしくなってしまうということはあります。
ドライバーとしては
「車検業者に出して整備してもらったのになぜ調子が悪くなるのか?」
と不信感をたっぷりと持つのですが、今回はこのうちバッテリーが車検後すぐに上がってしまったという場合について説明をします。
車検とバッテリー検査
車検業者といっても2つに分けることができます。
- ただ車検に通すレベルに整備をする業者
- 車検とともに24ヶ月点検も行う業者
まず車検そのものにバッテリー検査というものはありませんので、前者の業者だとバッテリーについてはまったくノータッチのはずです。
ですので今回のように車検の翌日にでも急にバッテリーが上がってしまうということはあっても不思議ではありません。
ただし24ヶ月点検も行っている業者であれば費用も高い代わりに、バッテリー検査も通常は行っているはずです。
参照
ただそれでも配線関係のチェック、バッテリー液の残量の確認、比重計によるチェックであったりは行っているのですが、チェックしてみて特に異常がなかったという場合にはやはりそのまま通してしまうことはあります。
バッテリーを起動してみて調子が良くなかったり、またその時点で故障しているということが確認できてはじめてドライバーにバッテリー交換をすすめるという場合が多いのではないかと思います。
そのためたとえディーラーであっても車検のすぐ後にバッテリーが突然上がるということはありえます。
ただし車検業者のプロ意識としては、バッテリーが弱っているといったことはドライバーに伝えるべきという事情もあるといえます。
車検すぐ後のバッテリー交換の費用
上記のようにディーラーなどであれば基本的にバッテリーの確認は行っていますが、それで問題はそのときにはないという整備になっています。
そしてその整備費用も車検時に支払っています。
しかしその車検後に急にバッテリーが故障したりするのは
- 予測できない
- バッテリー交換費用は直近の車検費用に含まれていない
という事情もあって整備保証などからは対象外になってくることが多いのです。
参照
車検後のバッテリー交換はどこでするべきか?
バッテリーはディーラーでもカー用品店でも交換は可能です。
一般にディーラーのバッテリーのほうが高いことが多いのですが、特にディーラーとカー用品店などでのバッテリーに構造上の違いはありません。
つまりどちらでも交換して問題はないということになります。
個人的にはバッテリーの交換程度であればカー用品店で十分ではないかと思います。
バッテリーも取付けもすぐにその場でやってもらえると思います。
ドライバーも車の状態には敏感になろう
盲目的に車検はディーラーというドライバーはまだいるようですが、国産車の性能が非常に上がっている今では時代錯誤でもあります。
整備工場や車検専門フランチャイズなど費用もディーラーよりも安く整備能力もあるところであればそうディーラーとの車検と違いはありません。
むしろそれよりも
- エンジンの異音
- ブレーキの異音
- ヘッドライトが最近暗くなった
- ウインカーをつけたときにヘッドライトが暗くなる
などの車の異常を感じることのほうが重要です。
たとえば今回のバッテリーの件でいいますと3つめと4つめが深く関係していて、普段からこのような状態を感じていればバッテリーの寿命が近いという前兆でもあります。
それをディーラーに伝えるなどしていると確実にバッテリー交換となるので、ドライバーも車検業者任せでなく、走行中の異常にも感性を働かせて欲しいと思います。
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