車検後にブレーキに異音がするようになった

車検から帰ってきた車に異常を感じることはごくまれにあるのですが、ブレーキをかけたときの音が今までと違うということもあります。

ブレーキを踏んだ時にキーンという音がするようになった
その他ブレーキの音が変わった

ということもあって、ブレーキといえばエンジンと並んで車でも特に重要な部品ですから不安になることはあるかもしれません。

車検でのブレーキ検査の内容

車検に出したときには

車検
点検

と2つの工程が行われます。

車検を通すだけという業者であればブレーキは何の整備もしないので異音は気のせいかもしれません。

しかし点検も入った業者に出していればブレーキパッドの交換などの整備が行われていると思います。

部品交換の他にも

ブレーキの効き具合
ブレーキの遊び

などの整備も行われていることが多いです。

参照

「24ヶ月点検と車検との違いとは？」

ということで格安業者であって点検がない場合には気のせいかもしれませんが、見積もりを見て24ヶ月点検、点検といったような項目が入っている場合には何かのブレーキの整備が行われていると考えて良いでしょう。

ブレーキパッド交換と異音

ブレーキの異音ではまずパッド交換があったかどうかは重要です。

ブレーキパッドのグレードというものがあって、安めのブレーキパッドに交換されていると異音が出る場合はあります。

いわゆる格安車検に車検に出した場合
大幅に値切って車検をしてもらった場合

などはブレーキパッドのグレードが低いものにされていて異音がするようになってという場合もあります。

ブレーキパッドは通常そこそこ使用する車であれば毎回の車検で交換しなければいけない部品です。

まずはパッド交換がされているかどうかをチェックしてみましょう。

参照

「ブレーキパッドが減っていると交換しなければ車検に通らない？」

ブレーキを踏んだときだけ音がする

ブレーキを踏んだときにだけ音がする場合には、ブレーキパッドの角が問題だといえます。

特に車検で新品のブレーキパッドに交換したときには角取りをしていないと踏んだときに異音がするという現象があります。

業者としては角取りをしたつもりでも十分でないということもあるので、業者に話をしても良いパターンだと思います。

走行中にシャーという異音がする

逆に走行中にシャーという音がする場合もあります。

この場合にはおそらく車検でブレーキパッドを交換せずに通したので、ブレーキパッドの摩耗がさらに進み交換の時期になったといえるでしょう。

あまりそのままの状態で放置するとブレーキに良くないので、すぐにブレーキパッドの交換をすると良いと思います。

シャーという音を放置していると次第に、ブレーキを踏んだときにゴーというより低い異音がするようになります。

これはブレーキパッドがほぼなくなっているときの音で、早急にブレーキ整備をしないとディスク自体の損傷につながります。

もちろんここまでになれば修理費も跳ね上がりますので、シャーという段階で修理をするほうが良いです。

ブレーキの異音ではすぐに整備が必要？

踏んだときにだけキーという音がなるのはしばらく放置していると音がしなくなることもあります。

しかしシャーやゴーという音のパターンは危険です。

車の故障の前にすぐに整備工場等で整備してもらうと良いでしょう。

キーという音もしばらく様子を見ても一向に改善されないという場合にはやはり一度整備してもらうべきだといえます。

通常は走行することでブレーキの角取りも自然にされていくこともあるのですが、そうならない原因もあるかもしれないからです。

もしディーラーに車検に出していれば整備保証を受けることができますが、整備保証がない格安車検に出していれば追加費用によって修理となってきます。

いずれにしても車検業者に一度相談しても損はしないと思いますので、ブレーキの異音の特徴を伝えて修理費の目安を聞いておくと良いでしょう。

参照

「車検の整備保証とは何か？」

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