車検ではドライバーとして普段聞かないような言葉をしばしば見積もりや明細に記載されていることがあります。
今回はその中の1つの「ショートパーツ」という言葉ですが、車検でどのような用途で使用されるものかについて説明をします。
ショートパーツとは？
ショートパーツは和訳すれば「小さな部品」というような意味になると思いますが、やや実際のニュアンスとは違うように思います。
車検や点検では工程においていろいろな道具を使用するのですが、
- ボルト、ナットなどの部品
- 部品の取り付けなどで必要となる油脂類
- ウエス（清掃用に使用する布のこと）
こう見るとわかりますが、車検や点検で直接必要となるものというよりかは、整備に付随して必要となる物と考えることができるものが多いです。
ボルトやナットといえばドライバーの車にそのまま装着して納車となるので細かくいえば部品交換の1つともいえますが、さほど高価なものではありません。
正直いって原価はほぼかからないものをトータル的に「ショートパーツ」と表現することが多いことがわかります。
車検でショートパーツを請求する業者は多いのか？
結論からいいますとショートパーツはサービスで無料のところもあれば、今回のケースのように細かく請求する業者とに分かれると思います。
個人的に今まで車検業者をいくつか見てきましたが、ショートパーツの請求はしないところが多いように思います。
ショートパーツの相場としては1000円未満から、高くても2000円程度までだと思いますが、ある意味でこの明細を見てその車検業者の経営的姿勢を判断することはできるでしょう。
ショートパーツを請求する業者の特徴とは？
概論的にいえば
- 経営者がお金にしっかりしている
- やや儲け主義の傾向もある業者
- 使用した部品や経費はきっちりと請求する業者
というような特徴があるといえ、良くいえば経営がしっかりとしているわけですが、悪くいえばお金に細かい業者ともいえます。
車検業者の明瞭会計は経営の生命線
もともとショートパーツなどといった一般のドライバーにとってはよくわからないような整備項目、部品交換が行われてきてドライバーの不信感を買ってきたのが車検業界です。
最近では車検専門フランチャイズなど立ち会い車検をして、ドライバーにも横で部品の摩耗度を一緒に確認してもらいながら整備内容を決めていくというようなシステムを採用するところも出てきました。
参照
「フランチャイズ車検のメリットは明瞭料金と整備能力の高さ？」
しかし他の多くの車検業者ではまだそこまで明瞭会計は達成できていません。
一番信頼性のあるといわれてきたディーラーでも必要以上に整備や部品交換をして高く請求されているということは多くのドライバーの疑うところではないかと思います。
これは一部ドライバーも良くなくて、車への勉強不足もあると思います。
しかし何ヶ月も資格試験の勉強をするまでの研究をする必要はありません。
ただ以下のページに説明していますような車検や点検でよく部品交換されるもので、走行距離や年数で交換するべきタイミングを知るということだけでもかなり違ってくるのです。
参照
「ディーラーの車検の見積もり明細でよくある必要のない項目は？」
また最近の国産車の性能であればディーラー車検にこだわる理由も特にありません。
単価が適正で、明瞭会計な整備工場やフランチャイズでも十分です。
エンジンに異音がしたときだけディーラーにお世話になれば良いのです。
最後にドライバーとして押さえておいてほしいのは自分の車種の車検相場です。
話を聞いているとかなり相場よりも高い車検を受けているドライバーもまだまだいるようで、上記の安くするというページで自分の車種の相場を押さえつつ業者選定をするというようにしていきましょう。
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