車ではしばしばリコールが起こります。
最近だとフォルクスワーゲン問題がありますし、トヨタでも外国でしばしばリコール問題を起こしています。
今回のフォルクスワーゲンは排ガス関係の問題ですが、その他の問題でもリコールは起こります。
まとめれば要するに何かの車の致命的な欠陥があってリコールが起こるのですが、今回はリコールと車検の関係について説明をしたいと思います。
リコール対象者でユーザー車検に通す
最近は車検業者を通さずにユーザー車検といって自分で車検を通すドライバーもいます。
何年か前にユーザーから質問されたことがありましたが、
- リコール直前(発表前)にユーザー車検を受けた
- 車検場は普通通りに通してくれた
というようなことがあったようです。
車検場はリコール対象(予定)車なのに特に問題も感知せずに通すことがあるのかということが疑問だったようです。
しかし車検というのはエンジンやブレーキなど車の本質には関係のない項目のほうが実は多いです。
またブレーキ検査もありますが、制動距離しか検査しないなど表面的なことしか見ないのでリコールは到底予想できない内容とはなっていません。
ちなみにユーザー車検については以下のページで説明をしています。
参照
「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」
車検業者にリコール対象者を車検に出す
ディーラーに車検を出すということがありますが、実は系列ディーラー以外にも実は車検に出すことは可能です。
たとえばトヨタ車を日産ディーラーに車検を出すというようなことです。
たとえば仮定の話ですが、リコール対象者を別の系列ディーラーに車検を出して、車検に通してもらったとします。
そのすぐ後にリコールのプレス発表が出たときにドライバーとしてこのような疑問を感じるのではないでしょうか?
- 系列が違う場合にはリコールの情報は車検前には来ないのか?
- 車検と点検をしていたときにリコールは他系列のディーラーは予想できないのか?
ということです。
系列ディーラーの場合にもおそらくリコールのような高度な情報は相当後にならないと届かないと思います。
そのため系列外のディーラーであればほぼ新聞でリコール問題を知るというような状況となります。
またディーラーのような車検業者では車検とともに点検も行います。
24ヶ月点検ということですが、その項目は車検よりもはるかに多く、そして厳重です。
参照
ここまで点検もしていてリコールは予想できないのかということですが、結論からいいますとまずわからないということです。
リコールというのは将来的に問題を生じたり、またより頻度が高く故障するというリスクがあるということに対して行われます。
そのため現在すでに故障しているというわけではないので、上記のような厳しい点検をしても発見できないということです。
また最近は複雑な機械システムを併用した車も発売されていて、余計な他社製のものの欠陥は発見しにくくなっているともいえるでしょう。
リコール車を車検業者にクレームしても良い?
上記のような流れで、
「リコール車なのに車検や点検を適当にして」
とクレームをされたと業者の話を何度か聞いたことがあります。
ドライバーからすれば無理もないかもしれませんが、上記のように車検業者ではリコール問題の察知は正直難しいです。
もしクレームを入れたいということであればやはり車のメーカーのほうが適切かもしれません。
しかし通常リコールという場合にはその系列ディーラーも反省もしていますし、大変低姿勢なことが多いです。
クレームに行ったもののかわいそうになって結局は何のクレームもしないまま帰宅したという場合も多くなるかもしれません。
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