ウインカーをLEDにしているドライバーもいますが、そのまま特に意識することもなく車検に通している場合も多いかもしれません。
実は2015年現在では、LEDウインカーは原則として適法とはされていません。
これは知り合いの車検場の検査官に話をしていたときに聞いた話ですが、LEDウインカーの場合には通常のウインカーよりも保安基準に沿ってやや慎重に検査をしているということのようです。
ウインカーの保安基準
灯火類は車検では細かい基準が多いのが特徴ですが、ウインカーも例外ではなく
- ウインカーの位置
- ウインカーの面積
- ウインカーの色
- 数
について定められています。
詳しくは以下のページに説明をしています。
参照
LEDウインカーの場合には他にもより細かく検査官がチェックする項目があります。
LEDウインカーで検査官にチェックされる箇所
上記の一般的なウインカーの保安基準は当然に守るとして
- 点滅の回数 毎分60回以上120回以下の一定の頻度
- 光量 15W以上60W以下
- 見通範囲 水平面から上下15度、内側方向45度と外側方向80度
とこのような基準にもかかりやすいのがLEDウインカーです。
特に点滅の回数、見通範囲がLEDウインカーでは検査官次第でアウトとされることが多いです。
光量については車検対応のLEDウインカーであればほぼ問題ないと思います。
見通範囲とはつまりウインカーの視認性のことで、他の車や歩行者からの見え方の問題です。
一般のLEDウインカーはこれが狭いことが多いので、検査官によっては落としてくる場合もあるようです。
視認性について上記のように上下角度、左右角度からの基準がありこれを満たさないといけないとなります。
ディーラーとLEDウインカー
車検をディーラーに出すというときには入庫拒否をされることもあるようです。
上記のようにLEDウインカーは基準を満たせば問題ないのですが、グレーゾーンと見られてしまった場合には入庫拒否したり、正規品に戻すしかないというような指導をする場合もあります。
正規品に戻すということであれば問題ありませんが、基準を満たしていても入居拒否をされる場合には車検業者を変更すれば簡単に通ることも多いです。
そのときの整備士の判断も影響しているので、最先端の車のパーツに精通している担当者がいる業者のほうが通りやすいかもしれません。
- 整備工場
- 車検専門フランチャイズ
とディーラー以外でも整備能力のある車検業者はいくつかありますので、特にディーラーにこだわる理由は国産車の性能が上がった今ではないかもしれません。
参照
LEDウインカーにしないほうが良いのか?
今からLEDウインカーにしようと思っているドライバーも多いかもしれませんので、個人的な意見を説明しておきたいと思います。
上記でややこしい保安基準が適用されやすいと記載をしました。
しかし原則としてはまだ車検場は認めていないものの、違法とまではいっていません。
基準に適合すれば通さざるを得ないという立場ですので、気になるドライバーは導入しても良いと思います。
ただし車検対応であることは絶対ということと、また車検業者によっては通らないと指摘してくるところもLEDウインカーの導入台数が増えてくるまでは続くというデメリットは甘受しなければいけないということになります。
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