車検業者を選定するときにいくつかの業者から見積もりを取るということはあります。
車検費用というのは
- 法定費用 自賠責保険、重量税、印紙代
- 車検費用 工賃、部品代など車検業者に支払うもの
とに分かれて総額となります。
このうち業者に支払う部分には当然違いは出てくるわけですが、法定費用になぜか業者間で差が出てくるということもあります。
印紙代については指定工場か、認証工場かによって差が出てくるということは以下のページに説明をしました。
参照
今回は印紙代でなく、重量税に違いが出る理由について説明をしたいと思います。
複雑な重量税のシステム
重量税というのは文字通りに車種の重量によって上下してくる税金のことです。
毎年5月ごろに支払う自動車税とは別のもので、車検時に支払うものとなっています。
もちろん税金ですので重量税は国が決めた料金体系となっているのですが、現在はエコカー減税が導入されて非常に複雑になっています。
- 重量
- 燃費基準の達成度
- 車種ごとの年式
このような3つの項目があり、さらにそれぞれの項目の情報によって細かく料金体系が分かれています。
少し国の表を見てもらうとわかりますが、頭が痛くなるようなものとなっています。
車検の現場では受付、あるいは整備士が直接見積もりをするというようなことが多いのですが、机上で決められた複雑な重量税の料金体系に沿って計算するのはかなり大変な業者もあります。
参照
「エコカー減税対象車を購入すれば車検でどの程度の金額がお得になるのか?」
業者によって重量税の費用が違う理由
とはいっても年式や燃費基準で重量税はあなたの車で1つの値段しかありません。
業者間で違ってくるのは当然、どこかの業者の計算ミスといって良いのです。
専門の業者で計算ミスはしないだろうと思うかもしれませんが、エコカー減税が導入されてからかなりミスの頻度が上がりました。
100回見積もりをしたとして1回程度はミスがあるといっても良いでしょう。
(もちろんその業者ごとの担当者のしっかり度によっても頻度は違いますが)
エコカー減税の関係ない車種でも業者間で重量税の金額が違うということもまれにありますが、まず計算ミスをしている業者があると考えて良いでしょう。
この場合には後で国から修正をされた金額での支払いとなるはずです。
どの業者の重量税を信用するのか?
重量税は複雑といっても3つも見積もりを取れば2つは正しく計算してくる可能性は高いです。
- 2つの業者の重量税が同じ
- 1つだけ重量税が違う
という場合にはまず一致した2つの業者の重量税が正しい可能性は高いです。
ミスをしている業者に車を預ければ国の指摘によって後でまず修正金額になって請求されてきますが、それが嫌という場合にはその業者は避けるほうが良いと思います。
見方によっては重量税の金額を計算ミスするという時点で信用できない業者と考えても間違いではありませんが、その業者にどこまで車検や点検サービスで魅力があるのかで決めても良いと思います。
参照
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