車検をする場合に事前に業者から見積もりを取るということがあります。
このときにブレーキ関係のメンテナンスとしてスライドピン洗浄という項目が入ってくることもあります。
一般のドライバーにしてみれば聞いたこともないような言葉である可能性は高いと思いますし、その必要性も費用の相場もよくわからないと思います。
今回はこのスライドピン洗浄は車検で必要なのかどうかについて説明をしたいと思います。
スライドピンとは?
まずこの部品の意味について説明をしておきます。
ピンという言葉の通りに簡単にいえば大き目なビスのようなもので、ブレーキパッドの固定化のための部品です。
車検や24ヶ月点検においてブレーキパッドが摩耗していて、その交換が必要という場合にこのスライドピンを一旦外してということを行うこともあります。
以下のページにも説明をしていますが、車検に通すというだけならかなりブレーキパッドが減っていても問題はありません。
しかし安全性の問題から減りつつあるパッドは早めに交換するようになっていて、業者では通常毎回の車検でパッド交換をするようになると思います。
参照
「ブレーキパッドが減っていると交換しなければ車検に通らない?」
スライドピン洗浄の必要性
ブレーキパッドの厚さを確認するというだけならまずはタイヤを外すというだけでも目視確認はできます。
ですのでスライドピン洗浄ということまでする場合には最低でもブレーキパッド交換を実際にするという段階となってきます。
ブレーキパッドには一部石綿が使用されているものもあり、エアー吹きをすれば法律に抵触することもあってホコリを飛ばすような感覚でスライドピン洗浄をすれば整備士の健康被害につながることもあります。
そのためブレーキクリーナーで洗浄した後にスライドピン洗浄をするのが普通です。
しかしブレーキパッド交換をしたとしても絶対にスライドピン洗浄をしているかといえばそうでもありません。
一部の業者ではこのスライドピン洗浄をしないブレーキパッド交換でも明細に入れるところもあるようで、注意が必要となります。
スライドピン洗浄の費用相場
ブレーキ関係の若干の分解をしてスライドピン洗浄までするとしてもそこまで大がかりな分解でもありません。
しかしスライドピン洗浄などとカタカナのややこしい項目を明細に含めて何万も費用請求をする業者もあります。
基本的にそこまで複雑で手間のかかる作業でもないので、高くても1万円までが妥当だといえます。
個人的には5000円を超えればスライドピン洗浄は自分でしたいと思います。
余計な部品交換が含まれていないか確認しよう
スライドピン洗浄という明細が入っている見積もりというのは正直珍しいかもしれません。
しかし下回り洗浄などよくある不要な整備や部品交換をされるということはよくあります。
特にディーラー車検のように単価の高い車検をする場合には、このような確認は非常に重要です。
これを知るだけでも費用の節約にはなります。
参照
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