最近ユーザー車検が難しくなったと質問を受けるのですが、本当にそうでしょうか?
特に2015年からユーザー車検は難しくなったのですかというものが多いのですが、実際のところを説明したいと思います。
保安基準の改正は毎年あるものの・・・
車検というのは保安基準や審査規定というもので判断されます。
抜け穴もたっぷりとあるこの保安基準ですが、正直いって毎年のように改正がなされています。
その理由としては
- ニュースになった自動車事故などに対応するため
- 新たな改造車に対応するため
- 車検場の現場の意見から改正される
などがあるのですが、改造車でなければそう目くじらを立てるような改正というのはそうあるものではありません。
ここ何年もそう大きな改正というものはないように思います。
ユーザー車検だけ難しくなることはあるのか?
保安基準というのはディーラー、整備工場、そしてユーザー車検と車検手続きによって適用が変わるというものでもありません。
そのため基本的にはユーザー車検に限って難しくなったということもありませんでした。
ユーザー車検の方法と落ちやすい項目
車検に通すということは故障しないということと同義ではありません。
あくまでも公道を走行する資格を得るだけと認識しておいてほしいと思います。
安全にということでいえば24ヶ月点検(後述します)を受けることが必須といって良いでしょう。
そのため正直いってユーザー車検でも車検に通すというだけであればそう難しくはありません。
検査項目もそう多くはないですし、事前にテスター屋さんで簡単な整備をしてもらえばかなりの確率で通るものです。
ユーザー車検で落ちやすい項目というのはある程度決まっていますので、そこを中心に整備してもらえば良いのです。
テスター屋さんだと数千円で車検に通る程度の整備をしてもらえる確率は非常に高いといえます。
参照
「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」
「ユーザー車検の前にはテスター屋を利用するほうが良いのか?」
今後のユーザー車検の予測
車検というのは陸運局、そして国土交通省が管轄しています。
現在噂で聞こえてくるのはユーザー車検のドライバーが点検をしないということです。
車検では他に24ヶ月点検というものも義務となっています。
しかしユーザー車検の窓口で「後整備です」と伝えれば検査項目に不備がなければそのまま公道を走行しても良いとなります。
後整備と伝えておいて実際にはそのまま点検をせずに走行しているドライバーもかなりいるようで、この対応に苦慮しているということを聞いています。
そのために後整備と伝えるだけでは一部の車検場では車検を受け付けないところも出てきているようです。
- ディーラー
- 整備工場
- 車検専門フランチャイズ
といった業者を通じて車検を受ければ基本的に点検も含めた費用とサービスになっています。
そのため費用が高いというようにされていますが、安全に故障なく運転できるようにする100近い項目の点検なので高いともいえないともいえるでしょう。
参照
そのためユーザー車検の後整備不良で事故などが続出するようになれば規制が強まることもあるかもしれません。
たとえば
- 前整備しか認めない
- 点検記録簿の提出をさせる
などといったようなことです。
またこの規制が厳しいとすれば年数10年経過の車に限って前整備しか認めないというような時代となるかもしれません。
車検業者を通せば現在でも前整備しか認められていません。
参照
しかし将来的に私が予想するようにユーザー車検でも前整備しか業者のように認めないと改正されれば、そのときにはユーザー車検も難しくなったとなるでしょう。
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