2年ごとの車検費用が一気にかかってくるのが嫌というドライバーは12ヶ月点検などをしっかりと受けるという方もいるかもしれません。
狙いとしては
- 故障の予防
- 車検のときの費用を安くする
ということがあると思います。
12ヶ月点検でどの程度車検費用が安くなるのかについて説明をしたいと思います。
車検と点検との違い
車検というのは2年ごとに行われます。
一口に車検といっても車検に通すという整備と、点検という作業が一気に行われます。
通常、12ヶ月点検をするというドライバーはそう多くはありませんのでネット等でも車検は高いといわれるようになっています。
- 車検 公道を走行する資格を得るもの
- 点検 安全に次回の車検まで車を持たせるもの
というように違いがあり、点検や検査項目もまったく違ったものとなっています。
点検や車検の項目については以下のページに説明をしています。
参照
「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」
12ヶ月点検と24ヶ月点検
名称は違うのですが、ほとんどの項目は同じです。
やや12ヶ月点検のほうが簡易的な点検となっていて、項目がやや少ないというような感じです。
12ヶ月点検とは車検と車検の間の中間のタイミングで行うものです。
その後1年すれば車検と24ヶ月点検の時期を迎えます。
しかし事前に12ヶ月点検で摩耗した部品は交換をしているわけで、基本的には車検と同時に行われる24ヶ月点検では部品交換が不要という項目は多いです。
ですので12ヶ月点検をしていれば車検費用は安くなるといって良いでしょう。
12ヶ月点検は必要?
非常に運が悪いと12ヶ月点検をしていないばかりに車が故障したということもあるかもしれません。
輸入車の一部ではまだこのようなこともあるのですが、国産車の性能は格段に良くなってきています。
正直いって12ヶ月点検まで必要かといえば厳重すぎるといって良いでしょう。
個人的には車検も3年ごとでも十分ではないかと思っています。
点検も36ヶ月点検として3年ごとでも良いように思います。
(ただし輸入車はまだ除きます)
12ヶ月点検をするメリットとしては
- 車検時に点検費用が一気にかかってこない(12ヶ月時にも分散できる)
- ごくまれに車の寿命が延びることもある
ということ程度ではないかと思います。
車の部品交換のタイミングというのは年数と走行距離とで大まかに決まってきます。
これについては以下のページで説明をしています。
参照
つまり通勤しなくなった、ドライブの回数が減った、家族が減ったなどというような大きな変化がない場合には基本的に車の部品交換のスパンは変わらないということです。
12ヶ月点検をしていれば24ヶ月点検でたしかに部品交換しなくても良いものも多いです。
しかしその次の12ヶ月点検では通常の車と同程度の部品交換が必要となるということです。
「12ヶ月点検をしてもメンテナンス総額が下がらない」
ということで費用の支出の分散にすぎないということはいえるでしょう。
また車の寿命という点でもエンジン、ブレーキの音に注意していて異音などがあればすぐに車屋さんで検査してもらうという姿勢があれば特に12ヶ月点検もしなくても問題ない場合が多いです。
またエンジンやブレーキの異常も最近の国産車ではそう起こることではないとなっています。
このような観点で決定的な意味は12ヶ月点検にはないというように考えています。
昔の国産車で性能が良くない時代はたしかに意味もありましたが、若干形骸化した制度といって良いのではないでしょうか?
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