車検の有効期限はシールを見てはいけない

 

前回の車検を受けたときに車検シールを受け取るか、または車検業者から自動的にフロントガラスにシールを貼られているということがあると思います。

シールは目立つので、そこに記載されている有効期限を信用してしまいそうですが、悪いケースでいくと車検切れにつながることもあります。

 

車検シールの表記とその誤解

 

車検シールを見れば

 

「28.10」

 

というように平成28年10月というような表記となっています。

そのためよくある誤解としては

 

「車検の有効期限は平成28年10月の末日」

 

ということになります。

しかし10月中のどこかの日が有効期限であることは間違いないのですが、必ずしも末日が有効期限ではないということです。

 

正しい車検の有効期限の確認方法とは?

 

今回話に取り上げているシールではなく、車検証が正しい車検の有効期限を表記しているものといえます。

この車検証では

 

「平成28年10月15日」

 

など有効期限を日まで記載してくれているので、まず正確です。

このように15日というような有効期限であってもフロントガラスのシールでは

 

「平成28年10月」

 

と大ざっぱに表記されていて、16日となり車検が切れていることに気づかないということもあります。

 

車検の案内が届かないドライバーは特に注意

 

  • 新車をディーラーで購入した
  • 新車でなくても前回は車検業者を通じて車検を出した

 

というような場合にはそれぞれのディーラー、車検業者から車検時期の案内はハガキで来ることが多いです。

しかしこれらの場合の他は車検の案内はきません。

案内が来る場合がどうかは以下のページで説明していますが、車検の案内が来ないパターンに該当するドライバーは特に今回の話はよく把握しておいてほしいと思います。

車検シールに表記されている月の末日まで車検は切れないと思っていると、すでに車検が切れていたということも比較的あることです。

 

参照

車検の案内が来ない人のパターンとは?

 

車検が切れていて、公道を走っていると罰則の適用もあります。

シールでの確認は手軽なようですが、期限が近いときには車検証のほうで確認をしましょう。

 

参照

車検が切れた車を運転していたときの罰則の内容とは?

 

法定点検のシールもあるので間違えないようにしよう

 

しばしば質問を受けるのが

 

  • 車検証
  • フロントガラスのシール

 

とで車検の有効期限の表記が1年違うというような場合です。

これは車検証がまず正しいということで、このシールは車検ではなく法定点検の時期を表記していると思います。

この点検も受けないといけませんが、車検とは違って受けないまま走行している車も多いです。

法律上は法定点検も行わないといけませんが、罰則の適用まではありません。

車検と間違えないようにしましょう。

 

参照

24ヶ月点検と車検との違いとは?

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