車のメーターにはいくつかの警告灯があります。
その中でABS警告灯ランプというものがあり故障すれば何もしていないのに常時点灯したままという状態になることがあります。
車のメーターの点灯類は異常だと車検に通らないとよくいわれますが、ABS警告ランプについて今回は説明をしたいと思います。
ABS警告ランプとは何か?
普段見慣れないABSランプですが、その意味をまず説明します。
正式名称は「アンチロックブレーキシステム」といいます。
ABSというのはブレーキシステムのことですが、急ブレーキをかけたときにもタイヤをロックしないというものです。
- 突然人などと衝突しそうになる
- ドライバーは急ブレーキをかける
- タイヤがロックされるがタイヤは滑っていく
- ハンドルを切ってもよけることができない
というようにロック付きのブレーキだとなるのですが、ABSはロックされないので急ブレーキを踏みながらハンドルを切ることができて衝突を避けやすくするというシステムとなっています。
ABS警告ランプの点灯の意味とは?
上記を見ればABSが点灯したということはブレーキが故障したので止まれなくなるのではないかと思うドライバーも多いようです。
しかし急ブレーキでロックがかからないというABSシステムが故障したということであり、通常のブレーキとは関係ありません。
ただしABS警告灯がついたという状態では
- 急ブレーキをすること
- 滑りやすい道路を走行すること
は不安定になることもあります。
場合によっては大きな事故につながることもあるので、車検とは関係なく点検をしたほうが良いことは良いのです。
車検とABSランプの点灯
冒頭でメーターのランプが車検では厳しく検査されると説明をしました。
ABSランプについて以前は点灯していても車検には通りましたが、2017年2月から基準が厳しくなり現在はABSランプの点灯では車検に通らないようになっています。
シートベルトランプもほぼ100%通らないわけですが、合わせて警告灯のチェックも車検前に簡単にしておくようにしましょう。
参照
ディーラーにABSランプの点灯は車検に通らないといわれたら
このような状態でディーラーに車検を出せば
- ABSランプがついていて車検には通らない
- ABSランプがついていると安全性に問題がある
というように言われることもあります。
2つめだと正確ですが、1つめだと個人的に気になるのは修理の仕方です。
ディーラーの場合、修理費用も高くなることもありえるので、見積もりを取ってみてそれから考えても良いでしょう。
この理由を説明していきます。
ABSランプ点灯の実際
ABSランプがついていて正直アクチュエーター自体が故障しているということは少ないです。
それよりもセンサーの故障ということでABSランプが点灯するべき場合でなくてもついてしまっているという場合のほうがはるかに多いです。
つまりほとんどはABSランプの点灯は致命的でなく、センサーを変えるだけで良いとなります。
しかしディーラーに修理を依頼すればすぐに数万もかかってきます。
センサーを正規部品にこだわるという場合であればディーラーでも良いのですが、アクチュエーターの故障でない場合には車の機能に影響はありません。
そのため本当は
- 整備工場
- 車検専門フランチャイズ
で十分だといえるわけです。
さらに車検もこれらの業者に出せば、ABSランプの点灯の修理を合計してもいつものディーラー車検の費用からかなりのお釣りも受けることができるはずです。
参照
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