車検業者もいくつか形態がありますが、今回は新車や中古車を購入したショップに車検を出すというケースです。
通常ショップでは車検サービスを展開していないことも多いわけですが、中には車検も代行している業者もあります。
しかしこの場合によくあるのが
「車検を申し込んでもなかなか車検がはじまらずに待たされる」
ということです。
ドライバーとしては車検の有効期限も気になりますし、また顧客として軽視されているのではないかと不安にもなります。
このような場合にどう考えるべきかについて説明を行います。
新車購入のディーラーとの違い
新車購入となれば多くはディーラー経由となります。
車が売れない時代となり久しいですが、そのためディーラーは新車販売の後も車検やメンテナンスで売上を確保しようという動きは強くなっています。
ディーラーに車検を出したことがある人はわかると思いますが、申込みすれば数日のうちに車検が完了し納車となります。
平均すれば2日程度で納車となってくるでしょう。
この間に何重かの点検も行われていて、ほとんどのケースで次回の車検まで故障はしないとなります。
参照
ショップとディーラーや車検業者との違い
ショップというのは本業を車の販売としています。
ですのでショップとなるわけですが、待たされる理由としては
- 車検場の予約待ち
- 他の車検の車の整備が込んでいる
- 販売業が忙しい
というようなものが考えられます。
ショップの車検というのは認証工場となることが多く、国の車検場に車を持ち込まないといけません。
3~4月など特に車検場が混む時期もありますし、また地域によっては車検場の予約も取れないような時期もないわけではありません。
しかし車検場の予約というのは業者が最初から多めに予約を入れていることも多く、そのキャンセルも直前になって結構出るものでもあります。
そのためそのショップが本気で車検業をしているのであればこのキャンセルをチェックしておけば数日以内に車検を通すことができるでしょう。
参照
またそもそも論ですが、国の車検場を活用しないといけないショップも車検サービスという点でどうかと思います。
工場の敷地や整備士の人数といった点で指定工場の申請ができないことも多いのですが、販売はともかく車検に関しては片手間にしているという印象も受けます。
たとえば
- ディーラー
- 車検専門フランチャイズ
- 大きな整備工場
となれば車検場に車を持ち込まずに自社ラインに車を通すことで車検を通せます。
ですので予約うんぬんも関係なく、自社の整備士状況によって車検に即日通すこともできます。
また何よりも車検を本業としていて、車検や点検や車のメンテナンスに精通しています。
参照
「フランチャイズ車検のメリットは明瞭料金と整備能力の高さ?」
車検サービスを本気で提供していくという場合に当然目指すのは指定工場で、ずっと認証工場のままというのもどうかと思います。
中古車店ショップの車検費用
中古車店では車検業も展開しているところもありますが、その形態としてはおよそ2つのパターンがあります。
- 指定工場あるいは認証工場として自社で車検も行っている
- 提携先の車検業者に下請けに出している
前者であればそう問題はありませんが、後者の場合には中古車店と提携先業者との2重のマージンがかかってきます。
このような理由から車検費用は割合高いということは多いです。
参照
車検切れをしないうちに車検業者は検討する
車検切れとなってもすぐに違法ではありません。
しかし公道を走行することができなくなり、仮ナンバーを取るか、レッカーなどで車検業者まで車を運ばないといけません。
その手間や費用を考えれば車検時期が近い場合にはできるだけ早く別の車検業者を検討するほうが良いでしょう。
参照
指定工場と認証工場のどちらに車検は出すべきか?
フランチャイズやディーラーのような指定工場というのはいわば車検や点検も本業ともいえます。
片手間ではないですし、車検などにかける研修や設備投資もすごいものがあります。
すべてのショップが車検や整備レベルが低いとはいえないですが、内情としては販売のほうにかなり注力しているというところもあります。
個人的に車検ということに限れば、車検を本業とするような業者と取引していくほうが車の安全性や費用という点では良いように思います。
参照
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