見積もりを取ったときに業者ごとに印紙代が違う理由とは?

 

車検で複数の業者に見積もりを取ることは多いと思います。

点検や検査代など業者への支払いの費用に差があることは特に意外でもないといえますが、法定費用に差が出ることもなぜかあります。

今回はこの理由について説明をしたいと思います。

 

車検の法定費用とは?

 

念のため説明をしておきますと

 

  • 重量税
  • 自賠責保険
  • 印紙代

 

この3つが法定費用となっています。

一応どこの業者に出しても、またたとえユーザー車検であっても同額となるのですがまれに今回のようにやや金額が違うということが出てくることもあります。

この法定費用に部品代、工賃などを含めると車検費用の総額となります。

 

印紙代が業者ごとに違う理由とは?

 

印紙代というのは

 

  • 1100円
  • 1700円
  • 1800円

 

という3つのパターンが多いのではないかと思います。

印紙代とは車検ラインに車を通す手数料といって良いのです。

 

参照

普通車と軽自動車の車検の印紙代とその意味とは?

 

業者に見積もりをとったときに1100円や1700円などというような費用の違いが出てくるのはその業者が

 

  • 指定工場 1100円
  • 認証工場 1700円や1800円

 

というように違うからです。

指定工場というのは車検場に車を持ち込むことなく業者のラインを通すことで車検に通すことができる業者を指します。

認証工場というのはユーザー車検と同様に国の車検場に車を持ち込み車検に通す業者のことです。

小さな整備工場、カーショップ系などでは認証工場も多く、印紙代が1700、1800円と割高になっているのはこのような理由からです。

 

参照

車検の合格基準にも影響する指定工場と認証工場との違いとは?

 

重量税が業者ごとに違うこともある

 

印紙代とともにしばしば業者間で費用が違ってくるのが重量税です。

これはエコカーによくあるのではないかと思いますが、一言でいえばその業者の計算ミスです。

エコカーというのは減税も適用される車種もあるのですが、国が作ったルールだけあって正直非常に複雑です。

本当はあってはいけないのですが、この重量税の計算を間違えて見積もりを出す業者はしばしばあります。

 

参照

エコカー減税対象車を購入すれば車検でどの程度の金額がお得になるのか?

 

自賠責でもときどき違うこともありますが、4月の保険料変更を忘れて3月までの自賠責保険料で見積もりを上げる業者もあったと聞いたことがあります。

 

認証工場と指定工場のどちらに車検を出すべきか?

 

認証工場だと規模も小さいので不安に感じるドライバーもいるかもしれません。

しかし指定工場がすべてのドライバーに有利ということもありません。

たとえば

 

  • 改造車の場合には指定工場だとより厳しい基準で判断される
  • ディーラー(指定工場)だと正規部品でないというだけで通らないこともある
  • 認証工場でも車検件数の少ないところでは整備能力に疑問のあるところもある

 

などということもあります。

信用を考えれば資本力もあって、整備士教育も行えていると推測できる指定工場のほうが良いかもしれません。

(指定工場とは印紙代が1100円のところでした)

しかしちょっとしたことで指定工場では部品交換をしないと車検には通らないといわれてしまうこともあるということです。

 

  • 指定工場 ディーラー、大きな整備工場、車検専門フランチャイズ
  • 認証工場 小さな整備工場、大手でも車検が本業でないところ

 

と位置づけできますが、指定と認証の他に以下のページで車検業者別の特徴や費用の違いも押さえておくと良いでしょう。

 

参照

車検を通す7つの業者を徹底比較

車検料金は車検業者ごとにここまで違う!

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